俳優の眞栄田郷敦(まえだ・ごうどん)さんが、2021年1月に日本テレビで2夜連続放送されるドラマ「星になりたかった君と」で主演を務めることが11月30日、明らかになった。眞栄田さんは今作が地上波ドラマ初主演となる。第1回令和小説大賞受賞作「星になりたかった君と」の実写ドラマ化で、 眞栄田さんは人生につまずき迷い続ける主人公・鷲上秀星を演じ、アイドルグループ「日向坂46」の渡邉美穂さんが、将来が見えずに「星になりたい」と願うヒロインの少女・琴坂那沙役で出演することも発表された。
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ドラマは、遊歩新夢(ゆうほ・にいむ)さんの小説「星になりたかった君と」(実業之日本社)が原案。物語は、天文学者になることを夢見ながら、人生に思い悩み、大学休学中の秀星(眞栄田さん)と、心臓を患い余命いくばくもない那沙(渡邉さん)はある日、プラネタリウムで偶然出会い、2人の運命は交錯していく。「私は星になりたい」、そんな那沙に少しずつ惹(ひ)かれていく秀星。徐々に心を通わせていく中で、秀星はある事実を知ることになる。
物語のキーパーソンとなる謎の青年・ナユタ役で板垣瑞生さん、那沙の姉で、那沙にとって唯一の理解者・琴坂詩織役で高月彩良さん、秀星の祖父で天文学者の鷲上貴生役で嶋田久作さんも出演する。
2021年1月4、5日深夜0時59分~同1時29分に放送。また、ドラマの地上波放送終了直後から動画配信サービス「Hulu(フールー)」で、オリジナルストーリー「星になりたかった君と~もうひとつの物語~」の配信もスタートする。新たなシーンを盛り込み、地上波版とは違った展開やエンディングになっているという。
初めてこの作品の脚本を読ませていただいたとき、ラブストーリーではあるのですが、とても奥深い、いろいろなメッセージが込められている作品だなと感じました。僕が演じる秀星という役は、天文学者になりたいという大きな夢を持っていて、進路や人生に悩み、人間関係も苦手でなかなか人に心を開けないという役どころです。「星が好き」という軸がある上で那沙と出会い、那沙の独特な考え方にどんどん惹かれていって、人間関係が苦手な秀星の那沙への接し方、考え方などが変わっていくグラデーションを意識して演じています。秀星とは年が近く、秀星が感じているやりたいことへの葛藤や人間関係の難しさを感じることは僕にも経験があったので、役柄的に自分自身と重なるところも多かく、演じやすかったです。今回、地上波ドラマで初めて主演を務めさせていただきますが、特別に気負うことなく、いつもと同じように、作品や役柄を大事に、撮影に入りました。現場はとても雰囲気がよく、役が合っているというのもあるかもしれませんが、とても居心地がいいです。スタッフさんやキャストの皆さんと一緒に、この作品をよい形でお届けできたらなと思っています。
今回、このドラマのお話をいただいて、素直にうれしかったです。演技のお仕事がとても好きなので、こうして挑戦する機会をいただけたことをありがたく思います。この作品の不思議な世界観にドキドキしながら、じっくり台本を読ませていただきました。最初はプレッシャーも感じましたが、程よい緊張感を持って撮影に臨めていると思います。私が演じる琴坂那沙は、明るくてとても芯の強い子だなと思います。自身の病と闘う彼女の姿からは、「生きたい」と切に願う真っすぐな思いが伝わってきました。那沙のしなやかな強さをどう表現するか悩みましたが、監督からもアドバイスをいただきながら作り上げていきました。この作品から、人とのつながりの大切さや日々の尊さを感じていただけたら良いなと思います。私も人を思う気持ちを忘れず、真っすぐ生きていきたいと改めて思いました。言葉ではなく通じる思いや、2人の距離感が、新しいラブストーリーになっているのとワクワクするようなSF要素も詰まっているので、楽しんで見ていただけたらうれしいです。
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