藤原竜也:スクールポリス題材の連ドラで主演 「バトル・ロワイアルII」以来18年ぶりに真木よう子と共演

2021年1月放送の連続ドラマ「青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-」に出演する藤原竜也さん(左)と真木よう子さん=カンテレ提供
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2021年1月放送の連続ドラマ「青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-」に出演する藤原竜也さん(左)と真木よう子さん=カンテレ提供

 俳優の藤原竜也さんが、2021年1月から放送される連続ドラマ「青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)に主演することが10月16日、分かった。藤原さんがフジテレビ系のドラマで主演を務めるのは初めて。ヒロインとして女優の真木よう子さんも出演。藤原さんと真木さんが共演するのは、2003年に公開された映画「バトル・ロワイアルII 鎮魂歌」以来、約18年ぶりで、テレビドラマでは初共演。

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 ドラマは、警視庁捜査一課の敏腕刑事から日本で初の学校内警察(スクールポリス)に転身した主人公・嶋田隆平(藤原さん)が、学校内外で起きるさまざまな問題に立ち向かう学園エンターテインメント。物語の舞台となる赤嶺中学校に嶋田が配属されると、SNSトラブルや生徒の薬物疑惑、盗撮事件、教師のマタニティーハラスメント、セクシャルハラスメントなど、さまざまな事件があぶり出されていき、教師、生徒を問わず法に触れれば容赦なく逮捕する……という内容。嶋田の過去やスクールポリスに志願した目的が明かされていく展開で、悪を成敗する“爽快感”とアクションシーンが見どころになるという。

 真木さんは、赤嶺中学校の熱血・国語教師の浅村涼子を演じる。当初からスクールポリス制度に反対していて“学校に警察官がいるなんて不自然”と考えているという役どころ。常に生徒の側に立つため、罪を犯した生徒に対して無情に手錠をかける嶋田と衝突を繰り返す。

 ◇藤原竜也さんのコメント

 --ドラマ出演が決まっていかがでしたか?

 僕は、今作のお話をいただくまで「スクールポリス」という制度を知らなかったんですが、撮影を重ねていくうちに非常に興味深いテーマだと感じて、自分も学びながら演じさせていただきました。自身のせりふでもあるんですが、ないに越したことはないけれども「スクールポリス」制度はあってもいいんじゃないかという時代になってきている気がします。すぐそこの未来を予言しているような、新しいタイプのドラマになっていると思いますね。

 --真木よう子さんの印象は?

 よう子ちゃんは、みんなが割とほっこりするようなNGを出します(笑い)。なんか、計算なのか分からない「私でした!?」みたいな。そういうところで、緊迫したシーンでもスタッフの方々も和むから、彼女の人柄なんだなと思います。あと、真面目です。監督の要求するものに瞬時に判断して、演出に応えていくことができる方で、もちろん自分で用意してきたものもあるでしょうが、非常に落ち着かれているなと感心しましたね。僕なんかは、「いらないんじゃないですか? ここなんかは?」なんて適当なこと言ったりしちゃうんですが……(笑い)。

 だからこそ、真木さんのように役に真摯(しんし)に向き合う方がいて、僕としては心強かったです。

 --ドラマの見どころは?

 ここまでアクションで体のぶつかり合いがあると思っていなかったので、爽快感があると思いますし、今この時代に見ていただいて、明日も頑張ろうと思っていただけたらいいなと思います。警察のエンターテインメント作品としても見ていただけますが、悩んでいる子供たちの救いになるような作品になっていればいいなとも思います。そのような言葉やシーンがたくさんありますからね。エンターテインメント作品である一方、「頑張らなくていいんだ」とか、背中を押してあげられるドラマになってくれたらいいなと思います。

 ◇真木よう子さんのコメント

 --ドラマ出演が決まっていかがでしたか?

 スクールポリスの制度自体を知らなかったので、まずそこに興味を持ったのと、学校に警察がいるという状況がなかなか想像しにくいので、ドラマとして見たいなというふうに思いました。私の役も、いつも演じているような男勝りな役とはちょっと違って、熱血ではあるんだけれどもちょっとおっちょこちょいというか、先走ってしまうようなところがある一生懸命生徒思いのある女性教師という役どころだったので、そういう役をいただく機会ってあんまりないのでそれがうれしかったです。

 --藤原竜也さんの印象は?

 藤原さんと共演するシーンが多く、一緒に話していて楽しいし、すごく面白い人。ひょうひょうと演じていながらも、芝居どころはしっかり決めてくる。 芝居もすごく技術力があって勉強になるので尊敬しながらご一緒しています。藤原さんと一番初めに共演したのが「バトル・ロワイアルII 鎮魂歌」で、今回のドラマに登場する3年1組の生徒みたいな感じでした。19歳とかで同じ年なんですが、藤原さんはその頃から確固たるスターみたいな感じ。私はオーディションで選ばれた生徒の役でしたので、もうその頃から「藤原さん」という感じだったので、ドラマの話をいただいた時は「同じ年だけど初めは敬語で接しなきゃいけないかな?」などと、すごく不思議な感じでした。

 --このドラマの見どころは?

 教師という役をやっているから思うところではあるんですけど、教師という職業についている人にはぜひ見ていただきたいです。あとはやっぱり子供を持つ親にも見てほしいです。スクールポリスを導入される学校の中で、翻弄(ほんろう)されていく生徒たちと葛藤していく先生たち、学校ってさまざまな要素がいっぱい入っているし、リアルな中学生の悩みとかもあるので、中学生にも見てほしいと思います。さらに、隆平がなぜ、スクールポリスになったのかが一番の軸ですから、ここは、男女とか性別とか関係なく、ミステリーとして楽しめると思います。

 --河西秀幸プロデューサーのコメント

 このドラマは「もし学校内に警察官が常駐していたら……」という異色の設定でお届けします。これまでの学園ドラマは教師の奮闘を描いてきたものが多い中、警察官×学校という化学反応はさまざまな混乱や反発を招きながらも、学校や生徒の心が次第に変わっていきます。

 今、学校で起こっているようなリアルな問題を1話完結で描きながら、謎めいたスクールポリスの正体が徐々に明らかになっていきます。スクールポリスの言葉や行動は冷徹にも思えるかもしれませんが、きっと見てくださる方の心に突き刺さると思います。スクールポリスは学校にとって救世主なのか? それとも害悪なのか? 是非(ぜひ)について賛否両論あるとは思いますが、エンターテインメントドラマとしてぜひ、たくさんの方にご覧いただきたいと思います。

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