千葉雄大:宇宙飛行士役でドラマ主演 “三密”避けスタジオで一人芝居 “元恋人”門脇麦&“AI”吉岡里帆と三角関係に?

ドラマ「40万キロかなたの恋」主演の千葉雄大さん(C)「40 万キロかなたの恋」製作委員会
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ドラマ「40万キロかなたの恋」主演の千葉雄大さん(C)「40 万キロかなたの恋」製作委員会

 俳優の千葉雄大さんが、テレビ東京で7月24日深夜から放送される「ドラマ24」特別編「40万キロかなたの恋」(金曜深夜0時12分)で主演を務めること9日、分かった。千葉さんは宇宙飛行士・高村宗一を演じる。“三密”を避けた撮影方法がとられ、宇宙船での一人芝居をバーチャルスタジオで撮影し、リアルタイム合成で映像化した作品となる。

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 ドラマは、地球と約40万キロ離れた月周辺で、宇宙船に一人で長期滞在している孤独な宇宙飛行士が主人公。煩わしい人間関係が嫌いで、人工知能(AI)との暮らしに満足していた偏屈な宗一が、地球にいる元恋人とモニター越しに再会し、人工知能も巻き込む三角関係に発展する……という超遠距離恋愛作品。

 宗一の元恋人・鮎原咲子を門脇麦さんが演じ、AIのユリの声を吉岡里帆さんが担当。さらに高村が所属する宇宙機構「JAXIS」 のスタッフとして矢本悠馬さん、山田真歩さん、小松利昌さんが出演する。

 脚本は、ドラマ「JOKER&FACE」で市川森一賞を受賞し、ドラマ「伝説のお母さん」も手がけた、劇作家の玉田真也さんが担当する。全4回の予定。

 なお、放送を中断している俳優の佐藤二朗さん主演のドラマ「浦安鉄筋家族」は、8月21日深夜0時12分から再開予定。

 千葉さん、門脇さん、吉岡さんのコメントは以下の通り。

 ◇千葉雄大さんのコメント

 宇宙と地球という離れた場所でのお話なのですが、このおうち時間が増え、思うように人と会えない現状とも相通じるものを感じました。今回はグリーンバックで、リアルタイム合成による撮影なので、普段のドラマ撮影とは違い、孤独で切ない瞬間もありますが、宗一はもっと気丈な人物だと思うので、まだまだ僕は未熟だな、と気を引き締める日々です。緑色に囲まれた時は赤色を見ると良いと聞いたので、赤色のものを鞄(かばん)に忍ばせています。でも、特撮を経験しているので、少しは慣れているようにも思います。

 門脇さん演じる咲子とは宇宙と地球という離れた設定なので、ほぼ全くお会いできずに寂しいのですが、一度やったリハーサルでの門脇さんの残り香を頼りにお芝居しているので、大変助かっています。吉岡さん演じるユリはAIなので、これまた現場でお会いする機会がないのですが、共演させていただく機会が割とあったので、宗一とユリのようにツーカーであーる関係だと信じております。総じて、お二人ともアイミスユーです。人と関わることは時に煩わしく、時に心温まるものでもあったりと、いろんな側面を持っていると思うのですが、みなさまなりの人との関わりを改めて考えるきっかけとなれば幸いです。

 ◇門脇麦さんのコメント

 「人と距離をとって生活しなければならない」その距離がどれだけ寂しいものか、人々が痛感した今だからこそ生まれたドラマなのではないかと思います。会いたい時に会いたい人と会う。伝えたい言葉は伝えられる時にちゃんと伝える。今回の経験で改めて知った大切な気持ちを、この作品にしっかりと込められたらなと思います。すてきな作品になりそうで、ワクワクしながら撮影している日々です。ぜひ楽しみにしていてください。

 ◇吉岡里帆さんのコメント

 今まで挑戦したことのない役どころでどんなふうに演じようかとワクワクしました。AIと宇宙飛行士、宇宙飛行士と地球の元恋人との会話の応酬が、物理的には遠いのに精神的には近いように感じて、そのアンバランスさが面白いなと思いました。ユリが任務遂行のために宗一とタッグを組むシーンがお気に入りです。生身の人間と人工知能がお互いを認め合って信頼し合っている姿がとてもいとおしく感じました。

 千葉さんは、基本的に一人で演じることになるので難しい役どころだと思うのですが、クルクルと変わる表情が魅力的で、千葉さん自身、集中力とユーモアのある方だなと思いました。このドラマはたった一人宇宙で生活する宇宙飛行士の物語ですが、地球で待つ人たち、AIのユリとの優しい愛の物語です。ぜひご覧ください。

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