俳優の東山紀之さんが、映画「おとなの事情 スマホをのぞいたら」で主演を務めることが7月3日、明らかになった。東山さんが映画で主演を務めるのは約10年ぶり。映画はイタリアのアカデミー賞で作品賞・脚本賞に輝いた「おとなの事情」を日本版としてリメークした作品で、東山さんは主人公のモテない独身男・小山三平を演じる。光野道夫監督がメガホンをとり、岡田惠和さんが脚本を手掛ける。2021年1月8日公開。
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「おとなの事情」は、世界各国で大ヒットを記録し、中国、韓国、フランス、ドイツ、ロシアなど18カ国でリメークされたコメディー映画。絶対にバレてはいけない“おとなの事情”を抱えた男女7人が、「スマホのロックを解除し、届く電話・メールの内容は全員に公開すること」がルールのゲームに参加し、互いの秘密を暴き合う……という物語。日本版では、日本ならではの“おとなの事情”が描かれるという。
共演には、鈴木保奈美さん、常盤貴子さん、益岡徹さん、田口浩正さん、木南晴夏さん、淵上泰史さんが決定。鈴木さんと益岡さんが50代のセレブ夫婦、常盤さんと田口さんが40代の倦怠期の夫婦、木南さんと淵上さんが30代の新婚カップルを演じる。
この映画は、サスペンスであり、コメディーでもあると感じております。秘密を抱えた人間が、どのようにその場その場を凌(しの)いでいくのかを楽しんでいただきたいです。その先に、何が待っているのかという点は、皆様の心に染みるものがあるのではないかと思います。
世界中でリメーク版が公開されておりますが、日本の「おとなの事情」はオリジナル要素が多いので、新作としてお楽しみいただけたらと思います。人によって見え方が全く違う物語です。ぜひパートナーや友人と見て語り合っていただきたいです。ある人にとってはドキッとする描写がいくつも出てきたり、ある人にとってはある種の共感があるかもしれません。
人生は、奇麗事だけではなく、誰しもが時には間違いも起こすものです。そんな誰もが起こし得る状況をハラハラしながらご覧ください。この映画へのさまざまな思いをもっと伝えたいのですが、少しでも口を開いてしまえば、核心部分まで話したくなってしまうので、ここまでにしておきます。ぜひ、劇場で共有しましょう。
今まで演じてきた中で、たぶん一番嫌な女です、絵里さん。でも大好きなんです。脚本家・岡田惠和さんが、大人のくせにダメダメで、だからこそ愛すべき人間に描いてくださったから。強化合宿のようなリハーサル、格闘技のリングに上がるような撮影の日々を経て。大人の上質なコメディーをお楽しみいただけたらと思います。
初めて台本を読ませていただいたとき、これは、大変な撮影になるぞと覚悟をしました。ワンシチュエーションで、ずーっと同じメンバー。最初は不安でいっぱいだったけれど、いつの間にか終わりたくないとすら思うくらいに楽しい日々でした。お正月早々、ご家族みんなで笑っていただけたら幸いです。
その場の取り決めひとつで、随分と怖い道具になるんだなと思いました。次々に暴露される、絶対他人に知られたくないこと。辛辣(しんらつ)で、残酷で、でもユーモアがあって、この人たちのその後が気になる映画かと。私はグループ最年長の美容整形の医者。そして彼もまた、恥ずかしい思いをしたり、深く傷ついたりします。程度の差はあれ、みんながみんなそうなるんです。
まずシナリオが素晴らしかったです。絶妙な“おとなの事情”が描かれています。全てのキャラクターにちりばめられている、愛すべき人間の業の数々。笑ってしまいます。リハーサルを繰り返しせりふと芝居を体になじませ、本番に挑む。舞台さながらの緊張感があり、役者冥利に尽きる作品でした。
ネガティブな性格で、夫に対して不信感を抱いている、向井杏という役を演じました。岡田さんこだわりの結末が、日本ならではだと思いました。いろんなことがあっても、それでも前を向いて生きていこうというメッセージが、コロナ禍前の撮影ではありましたが、今の世の中に通じるものがあると思います。
岡田惠和さんの脚本の下、ワンシチュエーションコメディー映画となっております。僕の役の秘密は……“見てのお楽しみ”ということにしておきます。来年この映画が皆様にお届けできること、そして映画公開に向けて尽力してくださった全てのスタッフに感謝しております。ひとつよしなに。ぜひともお楽しみに。
「あの時……もしも……」そんな言葉をいつも思い浮かべていたら前に進めない~月が輝いて見えるのは太陽のおかげ……人間だから信頼になり……ドキドキハラハラで生きられる。素晴らしい作品に出来上がりました。キャスト、スタッフのおかげです。
観客として思わず拍手したイタリア映画「おとなの事情」。そのリメークの脚本を書かせていただきました。リスペクトしつつも、闘いを挑むつもりで取り組みました。思わぬ展開の連続とその先に待っている感動。最高の俳優たちの会話劇を書かせていただき、幸せでした。絶対に楽しんでいただけると確信しております。
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