俳優の長谷川博己さん主演の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(NHK総合、日曜午後8時ほか)の第13回「帰蝶のはかりごと」(4月12日放送)から、佐々木蔵之介さんが演じる藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が登場する。藤吉郎は、最下層の農民だったが、持ち前の人懐っこさと庶民ならではの自由さを武器に、信長の家臣として頭角を現していく、「光秀生涯のライバル」だが、「のちに太閤豊臣秀吉とまでになる役ですが、登場はもう小物感しかなかったです」と明かす佐々木さんが、役について語った。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
「麒麟がくる」の秀吉について、「明るくて愛嬌(あいきょう)があって人懐っこくて、一般庶民と身近なイメージがあったりしますが、今回は明智光秀(長谷川さん)が主人公ですので、また 違った見え方になるかと思います」と推測する佐々木さん。「藤吉郎は出世欲が強くがむしゃらです」という印象を抱いており、「初登場の第13回では、駒(門脇麦さん)さんに、『字が読めなければ出世ができない。教えてくれ』と頼み込みます。とにかく今の貧しさから抜け出そう、這(は)い出そうと、ひたむきです」と評している。
また、「このシーンは撮影初日でしたが、まだ外が暗いうちからの早朝ロケで、僕は裸足に草履で、衣装の布の表面積も少なく、とにかく寒かったです。さらに僕の体より大きくたくさんの重い荷物を背負っての撮影。一刻も早く出世したいと思いました」と冗談めかすと、「監督のたっての希望で、木にも登りましたし、楽しく撮影させていただきました。 のちに太閤豊臣秀吉とまでになる役ですが、登場はもう小物感しかなかったです」と自虐まじりに話している。
さらに「視聴者の皆さまも『こんな ちょこまかしたヤツが出てきたか』と楽しんでいただければと思います。果たして藤吉郎がどんな人物で、今後どう変化していくのか? そして、なぜ本能寺の変が起こったかという謎を『麒麟がくる』ではどのように描いていくのか、僕自身も楽しみにしています」と語っている。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマで、1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となる。
1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(9月21~27日)は、来年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」で冨永愛さんが大奥総取締の高岳(…
橋本環奈さん主演で、9月30日にスタートする2024年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」。平成元年生まれのヒロインが、どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル…
1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(9月21~27日)は、観月ありささんが反町隆史さんと杉野遥亮さんがダブル主演を務める10月期連続ドラマ「オク…
テレビ朝日開局65周年記念番組「祝!内村光良還暦祭り 内村プロデュース復活SP!!」が9月28日に放送され、サプライズゲストが話題となった。
俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の脚本家・大石静さんが、9月30日午前8時15分から放送のNHKの朝の情報番組「あさイチ」(総合)…