ONE PIECE:全世界累計発行部数が4億7000万部突破 最新96巻で「全伏線、回収開始」

「ONE PIECE」のコミックス最新96巻(C)尾田栄一郎/集英社
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「ONE PIECE」のコミックス最新96巻(C)尾田栄一郎/集英社

 尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」のコミックスの全世界累計発行部数が、4月3日発売の最新96巻で4億7000万部を突破したことが明らかになった。国内の累計発行部数は3億9000万部以上で、海外では42以上の国と地域で流通しており、累計発行部数は8000万部を突破。2010年3月に発売されたコミックス第57巻以降、約10年にわたって初版の発行部数が300万部以上を記録し続けている。

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 最新96巻では、海賊王ゴール・D・ロジャーの知られざる伝説の冒険が描かれており、約23年間の連載でちりばめられた伏線が回収される重要な物語が収録される。発売を記念し、「全伏線、回収開始」と銘打ったCMが、4月3~16日の期間限定で放送される。

 公式LINEアカウントでは、読者がどこから作品を読み返すべきかを診断するサービス「グランドガイドライン」がスタートした。また、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+」、電子書店「ゼブラック」では、コミックス1~61巻のデジタル版を4月20日まで無料公開している。

 「ONE PIECE」は、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子の青年・ルフィが、海賊王を目指して仲間と共に大海原を冒険する姿を描くマンガ。1997年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まった。2010年3月に発売されたコミックス第57巻の初版発行部数が日本出版史上最高となる約300万部を記録。2012年8月発売の第67巻は初版約405万部で、自己記録を更新した。2014年12月には「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」のギネス世界記録に認定されたことも話題になった。

 1999年からテレビアニメが放送中。ハリウッドの実写ドラマシリーズが、動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」で全世界に配信されることも話題となっている。

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