俳優の窪田正孝さんが主演を務める2020年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の第1回が3月30日に放送され、平均視聴率(世帯)は21.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録したことが分かった。朝ドラの初回としては、2017年度後期「わろてんか」から6作連続となる20%の大台達成で、前作「スカーレット」の20.2%を上回り、好スタートを切った。
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第1回は、昭和39(1964)年10月10日、東京オリンピック開会式の日。聖火ランナーが東京の街を走り、国立競技場でまもなく開会式が始まろうというとき、会場に来ていた古山裕一(窪田さん)が姿を隠してしまう。慌てて裕一を捜し回る妻の音(二階堂ふみさん)。裕一は、自分が作曲した開会式の音楽を皆が受け入れてくれるか不安だったのだが……という展開だった。
紀元前1万年からスタートし、窪田さんと二階堂さんが原始人カップルとして登場したほか、フラッシュモブも挿入されたプロローグシーンも話題となった。
「エール」は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を数々生み出した作曲家・古山裕一(窪田さん)と、裕一の妻で自らも歌手になる夢を追い続ける音(二階堂さん)の、音楽と共に生きる夫婦の物語。
全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」や、プロ野球・阪神タイガースの応援歌として知られる「六甲おろし」などを手がけた福島県出身の作曲家・古関裕而(ゆうじ)さんと、その妻・金子(きんこ)さんがモデルで、男性主人公の朝ドラは2014年度後期の「マッサン」以来約6年ぶり。主題歌はボーカルグループ「GReeeeN」の書き下ろし曲「星影のエール」で、語り(ナレーション)は声優の津田健次郎さんが担当する。
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