作家の夢枕獏さんのヒット小説シリーズを実写化した「ドラマスペシャル 陰陽師」(テレビ朝日系)が、3月29日午後9時から放送される。俳優の佐々木蔵之介さんが安倍晴明役で主演を務める。
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ドラマは、シリーズの中でも数少ない長編「瀧夜叉姫」(文春文庫)を初めて映像化。市原隼人さん、剛力彩芽さん、本田望結さん、橋本じゅんさん、酒向芳さん、笛木優子さん、国広富之さん、寺田農さん、菅田俊さん、升毅さん、竹中直人さんらも出演する。
市原さんは晴明の相棒・源博雅、升さんは医者の祥仙、剛力さんは祥仙の助手の如月、本田さんは露子姫、橋本さんは賀茂保憲、酒向さんは平貞盛、笛木さんは桔梗、国広さんは俵藤太、寺田さんは浄蔵、菅田さんは平将門、竹中さんは晴明のライバル・蘆屋道満を演じる。
同ドラマの脚本は、2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」やテレビ朝日系の人気ドラマ「相棒」シリーズを手がける山本むつみさんが担当し、将門と娘の悲しき親子愛や、情念の恐ろしさなど、人間の業を繊細な筆致で描く。映画「花戦さ」(2017年)などの篠原哲雄さんがメガホンをとる。
晴明と友人の博雅は、訪ねてきた晴明の兄弟子にあたる保憲から、20年前の「平将門の乱」の際に手柄を立てた平貞盛の顔にあるひどい瘡(かさ)は誰かに呪われたもののようなので様子を見てきてほしいと言われる。貞盛の屋敷を訪れ、医者の祥仙と助手の如月から説明を受けた晴明と博雅は、目の当たりにした貞盛の瘡に衝撃を受ける。晴明が額に手を当てると、その瘡の隙間から目玉が現れる。晴明は博雅に、貞盛は何者かに乗っ取られ始めていると告げる……というストーリー。
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