俳優のユースケ・サンタマリアさんが、長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に朝倉義景役で出演することが2月19日、発表された。ユースケさんは同日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた会見に出席。「(大河ドラマは)初めての出演ということで、何もつかめないまま本番を迎え、ワケが分からないまま朝から夜までずっと暗中模索の中、結局何もつかめないままその日は終わった」としながらも、「緊張がいいふうに出て、かなりいい感じで、自分でも思わぬ方向に出来上がっていった。手応えはあります」と語った。
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制作統括・落合将チーフプロデューサー(CP)は、ユースケさんについて「この朝倉義景は、のらりくらりとしているが目の奥は笑っていない、みたいなキャラクター。ユースケさんは演技の幅があるので、時代劇で一癖も二癖もある、食えない主君をやっていただいたらとても未知数で面白いんじゃないかって(思った)。まだ1日しか撮っていないんですけど、これから楽しみです」と起用理由を交えて期待を寄せた。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル脚本。若い頃、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜け、その教えを胸に、やがて織田信長の元で、多くの群雄と天下をめぐって争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となる。
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