人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズの完結編「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(J・J・エイブラムス監督)が、12月20日に公開された。今作では、スカイウォーカー家の歴史に終止符が打たれる。劇中で素晴らしいコンビネーションでファーストオーダーと戦い、インタビュー中も仲むつまじい様子だったフィン役のジョン・ボイエガさんと、ポー・ダメロン役のオスカー・アイザックさんに、話を聞いた。
ウナギノボリ
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「スカイウォーカーの夜明け」は、「新たなる希望」から続くシリーズの幕引きとなる作品。祖父ダース・ベイダーの遺志を継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レン、伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの思いを受け継ぎ、フォースの力を覚醒させたレイたちの活躍が描かれる。
今作の感想を聞くと、ボイエガさんは「とても楽しめました。2回目を見るのが楽しみです。本当にいろんな要素が詰まっているので、何度も見ていただきたいです。役者としても素晴らしい経験をさせていただき、皆さんに見ていただけることを楽しみにしています」と満足げな表情で語った。
アイザックさんも「とにかく圧倒されました。1回目を見るときは、いろんな情報を詰め込まなければいけないけれど、スケールがすごくて、ストーリーにもいろんな展開がある。1回目だけだと客観視するのが難しいので、早く2回目が見たいです」と語っていた。
劇中では共に行動することが多かった2人。アイザックさんは「僕はこんなにもジョンを愛しているのかと、毎日発見していました(笑い)」とジョークを飛ばし、「今回はデイジーを加えたトリオが旅するという展開。3人の共演時間が長く、和気あいあいとする時間が多く、より絆を深めることができました」と撮影を振り返る。
演じたキャラクターが、本人たちに与えたものは? アイザックさんは、今作のポーについて「ユーモアにあふれていて、窮地に陥ったときもユーモアたっぷりに乗り切ることができるんです」と説明。「(窮地でも)『たいしたことないさ』といえる軽やかさは、僕がポーに与えたものなのか、ポーが僕に与えたものなのか分からないんだ」と話した。
ボイエガさんは、自身とフィンの経歴が重なると感じているといい、「フィンはファーストオーダーの一員として始まっています。自分は決まった体制の中で同じことをしなければいけないというのは、大変だなというものがある。自分は、みんなが同じ方向に歩くなら、反対の道を走った方が楽しくて、新しいことがあるのではないかと思うんです。フィンの場合、彼の築く道は障壁が多いのですが、共感できる部分が多かったです」と思いをはせていた。
また、それぞれが演じる上で心がけたことを聞くと、アイザックさんは「とにかく生き生きと演じることを意識しました」と明かし、「壮大なスケールの作品。素晴らしいプロダクションやロケーションで、何千人ものスタッフが集まって撮影しているので、役者は萎縮してしまうんですね。それに負けないよう、あえて生き生きと役に身を投じることを意識しました」と話した。
ボイエガさんも「オスカーと同じことを考えていました」と同意し、「(映画では描かれていない)『最後のジェダイ』から『スカイウォーカーの夜明け』の間も、キャラクターはずっと実在し続けて、成長しています。人間らしさを感じてもらいたいですね」と呼びかけていた。
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