桐谷健太&東出昌大:新ドラマ「ケイジとケンジ」でダブル主演 “異色刑事”と“エリート検事”に 「まんぷく」脚本家のオリジナル作

2020年1月から放送される連続ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」でダブル主演を務める桐谷健太さん(左)と東出昌大さん=テレビ朝日提供
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2020年1月から放送される連続ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」でダブル主演を務める桐谷健太さん(左)と東出昌大さん=テレビ朝日提供

 俳優の桐谷健太さんと東出昌大さんが、2020年1月から放送される連続ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」(テレビ朝日系、木曜午後9時)に主演することが12月4日分かった。桐谷さん扮(ふん)する元体育教師の異色な刑事と、東出さん演じる東大卒の頭でっかちな超エリート検事というタッグの活躍を描くオリジナルドラマ。

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 脚本はドラマ「海猿」や「ガリレオ」、NHK大河ドラマ「龍馬伝」、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」などを手がけた福田靖さん。「まんぷく」執筆後、連続ドラマを手がけるのは初めてで、自身にとって令和初のオリジナル作品となる。福田さんらしいユーモアやコミカルなタッチも盛り込まれるという。

 桐谷さん演じる、仲井戸豪太は神奈川県警横浜桜木警察署捜査課の刑事。私立高校の体育教師を経て、36歳にして、交番勤務から念願の刑事に昇格。情に厚く、一度走り出したら止まらない性格で、腕っぷしや運動神経には自信があるが、勉強は苦手。今の時代に重視されるコンプライアンス意識も薄い。組織の矛盾にも物申してしまうことが多く、刑事としても組織人としても青二才という設定。

 東出さん演じる真島修平は、横浜地方検察庁みなと支部の検事。東京大学法学部・法科大学院を卒業し、司法試験に合格した超エリートで、選民意識が強く、プライドも高い。だが、頭が良すぎて逆にズレている部分があり、検事としても半人前。「犯罪者を裁くための一番の社会正義は、起訴すること。そのために証拠を集める刑事は、検事の“駒”である」というのが持論。ゆえに、手ぬるい証拠集めをした刑事には徹底的にやり直しをさせ、公判では被疑者を完膚なきまでに追い詰めるというキャラクターだ。

 ◇桐谷健太さんのコメント(以下原文のまま)

 テレビ朝日さんの連続ドラマには8年に1回くらいしか出てないのに(笑い)、ダブル主演で呼んでくださるとは本当にありがたいですし、太っ腹だなと(笑い)。全身全霊を注いで、最高の作品を作り上げ、お返ししたいと思っています!

 「ケイジとケンジ」はしっかり生きている登場人物たちがまず存在し、そんな彼らが出会うことで物語ができていくドラマ。コメディーとシリアスな要素も共存していて絶妙だなぁ、と思います。僕が演じる豪太は感受性豊かで、本人は至って真剣だけど、はた目には滑稽(こっけい)にも映ったりする男。僕も最近は涙もろい……。など豪太と似た部分がありますし、それも含め“演じる”という感覚ではなく、本気で泣いて、笑って、叫んで、走って……“豪太として生きたい”です。彼の根底にある「世の中を明るく元気にしたいし、自分もそうでありたい」という強い思いが視聴者に伝わって、皆さんも元気になってくれたらうれしいです!

 一緒にダブル主演を務める東出(昌大)くんは本当に優しい男。最近はトリッキーな役も演じて高い評価を得ていますけど、彼が今回演じる修平という役もまた“本当にヘンなヤツ”なんですよ! 東出くんならすごく面白く演じてくれると思いますし、楽しみですね。今回は彼との“まっすぐだけどいびつな、対立するけど、どこか共通点を感じるから共にやっていく二人”のやりとりを楽しみながら、一緒に切磋琢磨していきたいです。

 福田(靖)さんが書かれたすごく面白い脚本を、もっともっと面白くするべく、僕たち役者勢とスタッフさんが一丸となって取り組んでいきますので、ぜひ楽しみにしていてください!

 ◇東出昌大さんのコメント

 僕はあまり連続ドラマをやってこなかった上に、テレビ朝日さんのドラマに出演するのも今回が初めて。この作品を機に新境地を開けるのではないか……と楽しみで仕方ありません。しかも今回は“刑事と検事”という、日常生活ではなじみの薄い世界を分かりやすく、コメディードラマに落とし込んでいて「やっぱり福田(靖)さんは素晴らしいな!」と、ワクワクする脚本です。僕も一時期、大学の法学部に通っていたので、六法全書も持っていますし、その重さは分かっているものの、今や具体的な中身に関してはチンプンカンプン(笑い)。「僕自身も勉強しながら、頑張らねば!」と、自分を奮い立たせています。

 僕が演じる修平は小難しいご託を並べたりもしますが、至って真面目であるがゆえに、周りの人にはヌケているように映る、非常に愛らしい人物だと想像しています。見栄っ張りで、何かと通ぶっているところは僕自身と似ていますね(笑い)。ただ、そのボケ加減を意識して表現すると、絶対にスベるので(笑い)、“根が真面目”という部分を貫いて大真面目に演じることで、結果的に視聴者の皆さんが「こいつ、ちょっと足りないんだなぁ」と、クスッと笑ってくださる男になればいいなと思っています。

 想像すればするほど難しい役ではありますが、今回4年ぶりにご一緒する桐谷(健太)さんは普段からとても男気があって、“いい兄ちゃん”という言葉がピッタリな方。本当に魅力的で大好きな先輩なので、“これから一緒に戦っていく仲間”としても心強いです。桐谷さんと時間を共にすれば、お互いに演じる人物も僕たち自身の関係性も、より厚くなっていくと思います。そんな桐谷さんに頼りつつ、僕自身も向こうを張れるように全力でぶつかっていきたいです!

 ◇服部宣之プロデューサーのコメント

 このドラマはタイトル通り、刑事と検事を主人公にしたドラマです。が、お届けしたいのは、“事件”が主役の物語ではなく、脚本家・福田靖さんならではの「出世したい…」、「女性にもモテたい……」、「正義のヒーローにもなりたい……」と人間味あふれるキャラクターの刑事と検事の物語。罪を犯すのも人間で、それを捕まえるのも、裁くのも同じ人間……。このドラマの主人公たちはまだまだ発展途上の二人で、時に失敗もあります。だからこそ、描ける“真実”や“正義”を、今回のドラマではお届けしたいと思っています。所轄と地検の知られざる世界を、そこに集う個性豊かな面々と共に、コミカルに、時にサスペンスフルに描いていきます。

 主役を演じていただくのは、桐谷健太さんと東出昌大さんという、名実ともに今のドラマ界・映画界を支えるお二人。テレビ朝日・木ドラ史上最高の“ビッグ・バディ”の誕生です。まだまだ半人前な、主義も主張も学歴も収入も捜査方針もまったく違う二人の男の“対立”と“友情”をどう演じていただけるのか……。今から楽しみでなりません。テンポ感あふれる会話は、桐谷さんの情に厚く猪突(ちょとつ)猛進な感じと、東出さんのクールで真っすぐな感じをイメージして作り上げたもの。先日初めてお二人でPR撮影を行ったのですが、2人が背中合わせで仁王立ちするだけで、ほれぼれする格好良さ。そして、お芝居も面白い。必ず、毎週この2人に会いたくなる……、会わずにはいられなくなる……と確信いたしました。ご期待ください!

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