小澤陽子:「伝えることの大切さ」が礎 「日曜報道 THE PRIME」スポーツ担当 パイロットの道も?

「日曜報道 THE PRIME」のスポーツコーナーに出演している小澤陽子アナウンサー
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「日曜報道 THE PRIME」のスポーツコーナーに出演している小澤陽子アナウンサー

 今年4月スタートしたフジテレビの日曜朝の報道番組「日曜報道 THE PRIME」(午前7時半~8時55分)で、明るい笑顔とはつらつとした声でスポーツニュースを伝えている小澤陽子アナウンサー。高校生時代での交換留学で伝えることの大切さを体感し、現在もそれが礎になっているという小澤アナに、出演番組の魅力や仕事のことなどを聞いた。

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 ◇アナウンサー以外にパイロットへの道も

 小澤アナは、高校1年から2年にかけての1年間、オーストラリアに留学していた。当時について「言葉の壁の前に文化の壁を感じました。(外国人に)日本の良さを伝えられなくて苦労しました。そこで『伝える』という大切さと難しさを学びました」と振り返る。その後、慶応義塾大学に進学。在学中にアナウンサーという仕事への興味が深まり、「楽しそう! やってみたい!」と思ったという。

 「100万円あったら何をしたいか」という質問には「旅行!」と回答。「連休があったら、旅行へ」といい「オーストラリアでお世話になったホストファミリーに会いに行ったり、思い出の地を巡ったり。留学で知り合った各国の友達に会いに行くこともあります。去年の夏休みはブラジルまで行きました」と声を弾ませる。

 2015年に同局入りした小澤アナ。アナウンサーへの就職活動と同時に、実は女性パイロットへの道も志していたという。親族の影響でフライトアテンダントにも憧れを持ち、2013年10月期に放送された連続ドラマ「ミス・パイロット」(同系)に影響を受け、パイロット試験にも挑戦。フライトのシミュレーションを体験することができ「とても楽しかった」と語る。

 アナウンサーとパイロットという仕事に憧れを抱いた小澤アナに「両方の仕事で共通している点は」という質問をぶつけると、「両方とも、冷静な判断と、同時にいろいろなことをする器用さが必要だと感じました」と、真剣な表情も。

 小澤アナは報道番組「Live News it!」(平日午後4時50分〜7時)で木、金曜などのフィールドキャスターも担当。災害や事故の現場取材に向かうことが多い。「現場に行くと、想像もしなかったことが起きていることがあります。留学時代に感じた、伝えるという気持ちを大切にしています。『事態を一度のみ込んで自分の言葉で説明する』ことにも自信が付きました。言葉への責任感が増すなど、本当に経験が糧になっています。今後の人生にも生かせると思っています」と、力強い視線で訴える。

 ◇山本昌との「コンビ感」は「いつも楽しく」

 「日曜報道 THE PRIME」ではスポーツコーナーを担当。スポーツの魅力については「感動があります。肌身で感じる興奮やドラマを画面の前の方たちに伝えたいという思いでやらせていただいています」と語る。

 スポーツコーナーには元プロ野球の山本昌さんと出演していて、山本さんを中心に小澤さんとの掛け合いも見どころの一つだ。「コンビ感」については「山本さんとは、『スポーツを楽しく伝えましょう』と話してオンエアに臨んでいます」と語り、「(コーナーの流れは)大体決まっているのですが、私の役割は、山本さんが(その流れを)忘れるぐらい、楽しく話してもらうことだと思っています」と、画面に伝わる明るさの裏側も語る。

 「日曜報道 THE PRIME」は、ニュースを深掘りして伝えるのがテーマ。スポーツコーナーは30分間。小澤アナは「視聴者の方に、一緒にスポーツを深掘りしてもらえるようなコーナーにしたいです。今後も楽しく、分かりやすく伝えられるように、頑張りたいと思います!」と目を輝かせていた。

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