キミだけにモテたいんだ。:岡田麿里脚本の劇場版アニメが10月25日公開 声優に斉藤壮馬、内山昂輝ら キャラ原案は「HoneyWorks」ヤマコ

アニメ「キミだけにモテたいんだ。」のポスタービジュアル (C)2019「キミモテ」製作委員会
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アニメ「キミだけにモテたいんだ。」のポスタービジュアル (C)2019「キミモテ」製作委員会

 アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)などで知られる岡田麿里さんが脚本・構成を手掛けるオリジナル劇場版アニメ「キミだけにモテたいんだ。」が10月25日に公開されることが8月29日、明らかになった。声優として斉藤壮馬さん、内山昂輝さん、富園力也さん、松岡禎丞さん、梅原裕一郎さん、石川由依さん、梶裕貴さんが出演することも発表された。各キャストのコメント、ポスタービジュアルも公開された。

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 「キミだけにモテたいんだ。」は、モテそうなのになぜかモテない、不器用で残念な男子高校生たちが「モテメン甲子園」なる大会に出場することになり、優勝を目指して成長していく姿を描く青春ストーリー。クリエーターユニット「HoneyWorks」のイラストレーターのヤマコさんがキャラクター原案を担当し、アニメ「牙狼<GARO>-炎の刻印-」の助監督などを務めた久藤瞬さんが監督を務める。「ひるね姫~知らない ワタシの物語~」などのSIGNAL.MDが制作する。

 岡田さんは「今回のお話をいただいたとき、企画書に書かれたタイトルに『おお!』となりました。テンションの軽い『モテたいんだ』に『キミだけ』がつくと、いきなり不器用で前のめりな印象になるなあと。モテという状況以前に、『誰かを好きになる』ことにすら手探り。恋への理想はあるけれど、今はまだ男同士でバカ騒ぎするのが楽しい……そんな少年たちの夏が、久藤監督と熱意あるスタッフたちの手で、暑くて熱い映像作品になりました。ぜひ、劇場でお楽しみいただければ幸いです」とコメントを寄せている。

 久藤監督は「5人の高校生たちが、ひと夏に経験したことのない感情たちと出会い、受け止め、そして答えを導き出していきます。そういった一つ一つの気持ちの動きを丁寧に描くよう心がけました。また、昨今多くある青春群像劇の作品の中でも、チャレンジングな表現を多く取り入れており、見応え十分な映像となりました」と語っている。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:久藤瞬▽脚本構成:岡田麿里▽キャラクター原案:ヤマコ(HoneyWorks)▽脚本:岡田麿里、和場明子、樋口七海▽キャラクターデザイン:まじろ▽モニターグラフィックスデザイナー:松根マサト▽美術監督:峯田佳実▽色彩設計:田中美穂▽3Dディレクター:中島竜生▽撮影監督:杉山大樹▽編集:本田優規▽音響監督:えびなやすのり▽アニメーション制作:SIGNAL.MD

 ◇キャスト(敬称略)

 古田時夫:斉藤壮馬▽葦田茂一:内山昂輝▽戸島幸太郎:富園力也▽佐橋亜紀:松岡禎丞▽後藤田駿:梅原裕一郎▽堀ノ宮早紀子:石川由依▽司会:梶裕貴

 ◇斉藤壮馬さんのコメント

 (自身が演じる)トキオは、周りから中二病をこじらせていると思われていて、自分でも人とフランクに関わるのが少し苦手だと思っている男の子。人との距離感を測りかねているからこそ、誤解を受けることも多くて。でも、モテメン部のメンバーと出会い、活動していくことによって、だんだん気持ちが外に向かっていきます。

 (作品の見どころについて)最初に、監督から“この物語は、男の子たちが一緒に頑張ることで成長を遂げることが軸のひとつになっている”と説明を受けたました。努力することで100%うまくいくということはないかもしれないけれど、何か目標を持って努力する様や過程を見せることが大事だということかなって思います。

 ◇内山昂輝さんのコメント

 僕が演じたアシモは、ちょっとバカっぽいところもあるんですが、とにかく元気で、熱血で。年齢のわりに幼いところがあると説明を受けていたのですが、僕自身はこれまでそういう役柄をあまり演じてきたことがなかったので、今回、新たなチャレンジになりました。

 (作品の見どころについて)モテメン部のメンバーは、基本的に巻き込まれる形でモテる努力をしていくけど、後半は女生徒からもチヤホヤされるようになっていく。でも、それって幸せなことなのかなって疑問を持つようになるんですよね。最初は軽薄な始まり方だったのに、難しい問題にぶつかるんです。

 ◇富園力也さんのコメント

 (自身が演じた)コータローは、小学校のころから女の子からも可愛いと言われてきたような見た目の男の子。可愛すぎて、逆にモテないキャラクターです。男らしくないことにコンプレックスを持っているのですが、モテメン部の仲間や、ヒロインのホリコと出会うことで気持ちの変化だったり、成長を感じさせてくれる役柄だと思います。

 (作品の見どころについて)今回、僕にとって初めてのアフレコだったのですが、周りの先輩方にいろいろとアドバイスもいただき感謝しかありません。亜紀役の(松岡)禎丞さんとは、幸太郎と亜紀の掛け合いがあるので、ぜひ注目していただきたいです。

 ◇松岡禎丞さんのコメント

 今回、亜紀くんを演じさせていただきました。あまり女性に興味がないというか、かと言って男性が好きというわけでもないキャラクターというか……。外見からはチャラいイメージがある彼ですが、熱くなるような場面でも、意外と冷静だったりするので、じつは周りをしっかり観察しているんだと思います。チャラい外見にだまされないようにしてもらいたいですね(笑い)。

 (作品の見どころについて)この物語は、“モテメン甲子園”っていうのが存在する世界線なんだなって納得しました(笑い)。野球の甲子園のように全国でバトルが行われているって考えたら、面白いですよね! 実際にキャーキャー言われているようなアイドルの方々の葛藤も垣間見ることができるのではないでしょうか。

 ◇梅原裕一郎さんのコメント

 (自身が演じる後藤田駿について)物語序盤の駿は他のキャラクターより大人びている印象があると思います。モテメン部結成の理由を握るキーパーソンであり、執事という立場もあったりして。ただし、そんな彼にも未熟なところはあって、感情もコロコロ変わっていきます。心理状況を語られることが多いキャラクターでもあったので、演じやすかったですし、観客の皆さんに見てもらいたいポイントでもあります。

 (作品の見どころについて)まず、台本を読んだときに思ったのは、“モテメン甲子園”というワードの強さ! 昨今、投票を使ったエンタメコンテンツも多いので、そういうことが好きな人も楽しめるんじゃないかなと思います。

 ◇石川由依さんのコメント

 (自身が演じる堀ノ宮早紀子について)お金持ちのお嬢様で、お嬢様ならではの強烈な発言もあったりもしますが、本人には全く悪気はなく、思ったことを真っすぐに伝えられる、素直な子なんだと思いました。

 (作品の見どころについて)モテるために一生懸命になる男の子……これだけ聞くとちょっとおバカな感じがするかもしれませんが、きっと高校生男子からすると、結構重要なことだったりするんですよね。こういうことに必死になれるのは青春だなと思います。

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