注目映画紹介:「それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫」榮倉奈々がバニラ姫の声 大人もグッとくる良作

映画「それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫」のメインビジュアル (C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2019
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映画「それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫」のメインビジュアル (C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2019

 人気アニメ「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ系)劇場版31作目の映画「それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫」(矢野博之監督)が6月28日、ヒューマントラストシネマ有楽町(東京都千代田区)ほかで公開された。原作者のやなせたかしさんの生誕100周年記念作。アイスの国のバニラ姫が、アンパンマンたちと力を合わせて、ばいきんまんたちからアイスの国を救うために奮闘する。作品のキーワードは「笑顔」。女優の榮倉奈々さんが声を担当したバニラ姫はアイスを作るために大切なことに気づき、おいしいアイスを届けてみんなを笑顔にする。

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 みんなに届けるおいしいアイスを作っている「アイスの国」のバニラ姫は、上手にアイスを作れず、国を飛び出してしまう。アンパンマンたちと出会い、みんなを助けるアンパンマンの姿を見て、アイス作りに本当に大切なものに気づいたバニラ姫。その頃、アイスの国を「バイキンアイスの国」に作り変えようとたくらむばいきんまんが、バイキンアイスロボを発明して大暴れ。アンパンマンたちはアイスの国を守るため立ち上がる……というストーリー。

 お笑いコンビ「ANZEN漫才」のみやぞんさんがバニラ姫の教育係のジェラート大臣、あらぽんさんがばいきんまんの作った最強メカ、バイキンアイスロボの声を担当している。

 みんなで一緒に合唱できる歌のシーンから始まって、可愛いバニラ姫、おいしそうなアイス、面白いジェラート大臣やバイキンアイスロボなど、初めて映画館に入った子供たちでも約1時間、飽きさせない魅力が満載。

 自分のことで精いっぱいだったバニラ姫がアンパンマンらの無私の姿を見て、相手のことを思いやる気持ちに気づくくだりは、大人にもグッとくるものがある。まさに大人も子供も楽しめる良質アニメ。幼児に初めて見せたい映画だ。(細田尚子/MANTAN)

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