俳優の山崎賢人さんが19日、東京都内で行われた主演映画「キングダム」(佐藤信介監督)の初日舞台あいさつに登場。映画のテーマである「夢」にちなみ、自身の「夢」を聞かれた山崎さんは、演じた信と同じ「天下の大将軍」と書いたボードを見せ、「信をやれて幸せだったので、このまま信を生き続けたいなっていうのが夢。天下の大将軍になるまでやりたいと素直に思う。俳優としても、高みに行きたいという思いも込めて、これにしました」と力強く語った。
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舞台あいさつには、吉沢亮さん、長澤まさみさん、橋本環奈さん、本郷奏多さん、大沢たかおさん、佐藤監督も出席。山崎さんの発表した「夢」を見た吉沢さんは、「びっくりなんですけど、僕は『中華の唯一王』。理由は賢人とまったく一緒です。中華の唯一王になるまで、この作品をやり続けたいという。まったく一緒。言うことありません!」と驚いていた。
山崎さんは初日を迎えた心境を「昨日まではちょっとふわっとしてましたけど、映画ってお客さまに見てもらって初めて生きていくんだなということを、今日を迎えてすごく(感じた)。込めるものは全部撮影のときに込めたし、やれることはやったので、あとは皆さんに伝わっていけばうれしいなという感覚。(撮影から公開まで)早かったなって感じもします」と率直に語った。
また、山崎さんは撮影を振り返り、「これだけすてきなキャストとスタッフのみんなと、本当に最高の作品を作ることができたと思っています。撮影当時は、信を生きることだけに集中して、ただただ全力でやっていました」と話し、「公開までいろんなことをやってきて、初日を迎えて見てくれた人たちに、このキングダムの面白さだったり熱がどう伝わって、どう広がっていくのか。いいと思ってもらえたら、信たちのように熱い心を持って一緒に生きていってもらいたいと思います」と客席に呼びかけていた。
「キングダム」は、原泰久さんが2006年からマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の人気マンガ。中国の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す青年・信の活躍や、後に始皇帝の名で知られるようになる秦王・えい政、「奇貨居(お)くべし」の故事で知られる宰相・呂不韋(りょふい)など英雄たちのドラマを描いている。12年にはテレビアニメも放送された。
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