劇場版アニメ「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」(永岡智佳監督)の公開記念舞台あいさつが13日、東京都内で行われ、毛利小五郎役の小山力也さんら声優陣が登場した。小山さんは、劇中で「目をつぶってほしい」シーンとして、「娘(毛利蘭)が露天風呂で男と手をつなぐんです」と“父”目線でコメント。実際は露天風呂ではなくプールで手をつなぐシーンで、キャストから突っ込まれていた。
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舞台あいさつでは、タイトルに「拳」が入っていることにちなみ「手に汗握った」「思わず拳を握りしめた」エピソードが語られ、小山さんは「全世界待望のゲームの台本を電車の網棚に置いてきた」と明かした。その後、台本は無事に回収できたといい、小山さんは「ナイショですよ」と苦笑い。また、江戸川コナン役の高山みなみさんは、拳を握りしめたのは「この劇場版のアフレコです。爪の痕が手に残るぐらいだった。それぐらい気合が入っています」とアピールした。
舞台あいさつでは、シリーズ前作「名探偵コナン ゼロの執行人」の累計興行収入である約91億8000万円を超えるべく、キャスト全員で1枚=1億円に見立てた瓦を92枚割るというヒット祈願のパフォーマンスも行われた。
「名探偵コナン」は、小学生探偵の江戸川コナンが、次々と起こる難事件を解決する人気マンガで、1994年から青山剛昌さんがマンガ誌「週刊少年サンデー」(小学館)で連載している。96年からテレビアニメが放送され、97年からは劇場版アニメも製作されている。
劇場版アニメ23作目となる「紺青の拳」は、シンガポールが舞台で、コナンの宿命のライバルである怪盗キッドがメインキャラクターとして登場するほか、“最強の空手家”の京極真(まこと)が劇場版に初登場。19世紀末に海底に沈んだとされる世界最大の宝石ブルーサファイア“紺青の拳”を巡り、コナンと怪盗キッドが、リゾートホテル「マリーナベイ・サンズ」で起きた殺人事件やシンガポールの巨大な陰謀に巻き込まれていく……というストーリー。
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