マンガ化もされた室積光さんの小説「都立水商!」(小学館)が実写ドラマ化され、俳優の竜星涼さんが主演を務めることが4日、分かった。ドラマのタイトルは「都立水商!~令和~」で、竜星さんは、水商売のイロハを教える東京都立水商業高等学校(都立水商)の社会科教師・石綿(いしわた)直樹を演じる。竜星さんは「普段知ることのない水商売の裏事情をポジティブに描き、世の中へ挑戦的なメッセージを伝えられればいいなと願っています」とコメントを寄せている。
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「都立水商!」は、2001年に小学館で刊行された室積さんの小説。猪熊しのぶさん作画でマンガ化され、06年にはスペシャルドラマも放送された。都立水商を舞台に、水商売の裏側を通じた人間ドラマが描かれた。今回のドラマは、現代の世相と水商売のシステムを反映させたオリジナルストーリー、オリジナルキャラクターで、新感覚の本格学園ドラマとして描く。映画「九月の恋と出会うまで」の山本透さんが監督を務める。
ドラマは、MBS・TBSの深夜の「ドラマイズム」枠で放送される。MBSで5月5日から毎週日曜深夜0時50分、TBSで同7日から毎週火曜深夜1時28分に放送。
――出演オファーを受けた時の感想は?
まず題材が面白い!と思いました。本来大人の世界である水商売のイロハを、高校生に真面目に細かく教えるこのドラマは、とても斬新だと思います。普段知ることのない水商売の裏事情をポジティブに描き、世の中へ挑戦的なメッセージを伝えられればいいなと願っています。
――石綿直樹の役柄について教えてください。
僕が演じる直樹は、頼りがいがないけれど一生懸命な人間です。いい意味で先生っぽくなく、お兄ちゃんのような存在として普通の先生よりも近く生徒に寄り添う姿勢は好感が持てます。悪戦苦闘しながらも生徒と一緒に成長し、本当の先生になっていく直樹の姿を楽しみにしてもらえればと思います。
――撮影現場の様子はいかがですか。
フレッシュなキャストの皆さんが多いので、現場では僕も新鮮な気持ちで楽しく過ごしています。これまで生徒役としてドラマに出ていた頃を思い出しますし、当時教師役で出られていた先輩たちが教えてくださったことを受け継いで、今度は僕が生徒役の子たちに恩返しをしようという気持ちで過ごしています。
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