9nine:活動休止直前メンバー4人の心境は? 突然の発表から1カ月…「希望が見えました」

活動休止直前の心境を明かした「9nine」のメンバー(左から)吉井香奈恵さん、村田寛奈さん、佐武宇綺さん、西脇彩華さん
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活動休止直前の心境を明かした「9nine」のメンバー(左から)吉井香奈恵さん、村田寛奈さん、佐武宇綺さん、西脇彩華さん

 6日開催の単独ライブをもって活動休止することを発表しているガールズユニット「9nine(ナイン)」。2005年9月に結成され、幾度かのメンバー脱退や卒業、加入を経て、16年から佐武宇綺さん、西脇彩華さん、村田寛奈さん、吉井香奈恵さんの4人体制で活動してきた。突然の発表から約1カ月が経過。活動休止前、最後のライブを控えたメンバーの現在の心境とは? 「ファンの皆さんが、私たちの活動休止という選択を前向きにとらえてくれていて、驚きましたし、長くやってきたってこういうことなんだって、『なんでやめちゃうんだよ』って一言だけじゃ収まりきれない思いが、私たちにもあれば皆さんにもあって。これも新しい9nineへの第1歩なのかもしれないっていう希望が見えました」と明かす西脇さんら4人に話を聞いた。

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 ◇ファンの“待っている”っていう声に「私たちが背中を押されている気に」

 17年の秋ごろから、「このまま変わらぬ形でグループ活動をしていくことが、メンバーそれぞれの将来にとって最高の選択なのか」をスタッフも交えて、それぞれの立場で真剣に考え、時間をかけて話し合いを重ねてきた結果が、活動休止という選択だった。

 佐武さんは「この結論に至るまでも、いろいろと話し合ってきたし、ファンの皆さんにとってもどういう“答え”がいいんだろうかを考え、その間をとったのが“休止”だったので、皆さんが私たちの意見を受け入れてくれているっていう状況が本当にありがたい」と感謝。「“待っている”っていう声も多いので、逆に私たちが背中を押されている気にもなったし、そういったファンの方の思いに応えていけるような休止期間にしたいなって思いました」と語る。

 また活動休止を発表するまで「不安だった」という西脇さんも、現在は「もし一人になっても9nineを背負っていくっていうくらい強い気持ちが芽生えました」ときっぱり。活動休止という選択をしたのは、メンバー4人の答えが「どんなに話し合っても9nineをなくしたくない、残したいってことだった」ためと明かした上で、「今は9nineがさらに飛躍するために自分が責任を持って行動をしないといけないんだってことをしっかりと受け止めて、次へのステップに進まないといけないんだって、そう覚悟を決めているところ。全てはファンの皆さんの言葉のおかげです」と話している。

 ◇活動休止前ラストライブ「みんなで一体感を高め合って」「笑顔になれたらいい」

 4人のメンバーにとってはもちろん、ファンにとっても前向きな選択としての「活動休止」。そうなると気になってくるのが、現時点でのラストライブとなる6日の中野サンプラザ公演だ。

 村田さんは「もちろん日に日に気持ちは強くなってはいるんですけど、私たち9nineはライブってものをすごく大事にしてきたので、今回も9nineのライブをしっかりと見せたいなっていうのが一番にある。何か特別なことをやるんじゃなくて、今まで作り上げてきたもの、ファンの皆さんに伝えたいことをしっかりと出して、9nineのライブ楽しかったなって思ってもらえるよう、みんなで一体感を高め合って、声出したり踊ったりできたらいいなって思います」とあくまで自然体を貫く。

 一方、吉井さんは「見に来てくれたファンが最高だった、これからも個人の仕事を応援したいって満足感を与えられるようなライブにしたい!」と力強いコメント。以前のライブで成功したことはもちろん、新しい挑戦にも意欲を見せ、「パワーアップしたステージを、みんなが大満足で帰ってもらえたら、みんなが笑顔になれたらいいなって」とにっこり。

 佐武さんも「自分たちのパフォーマンスを見て、活動休止という形にして良かったねって、最後に思ってもらえるような、一緒の空間にいる時間がこんなにもいとおしいものなんだって、みんなで共感し合えるようなステージにしたいなって」と他のメンバーと思いは一緒で、西脇さんも「ここでいったん、いったんではありますけど“さよなら”するので、とにかく今の自分たちの100%が出せるライブにはしようって。でも曲を選べなくて、何回考えても(笑い)。だからできる曲はできる限り全部やります」と約束(?)していた。

 ◇「仕事も遊びも、感情も全部をメンバーで分かち合ってきた」からこそ…

 振り返れば、メンバーチェンジを繰り返し、その都度“再生”してきた9nine。現時点の最終形態である佐武さん、西脇さん、村田さん、吉井さんの4人体制になったのが16年の夏。川島海荷さんの脱退を受けてのことだった。

 以降、この3年という時間が「濃すぎて……」と明かす西脇さんは、「普通の人生では経験できないようなことをやらせてもらって、本当にめまぐるしい毎日で、仕事も遊びも、自分の感情も全部をメンバーで分かち合ってきた」と振り返る。

 続けて西脇さんは「この4人で共感し合えた3年だからこそ、ファンの皆さんも力を貸してくれた気がする」といい、「自分たちも日々“生きているな”って感じることができたし、そういったメンバーはもちろん、ファンの皆さんとの関係性が一番の財産。だからこそ、応援してくださる皆さんの言葉を素直に受け止めて、前に向かっていくことが今後の9nineにつながるんだって、改めて今はそう思っています」と結論づけていた。

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