梶裕貴：「PSYCHO-PASS」参戦に喜び　「役者としてお芝居してみたかった作品」

　SFアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の新作劇場版アニメ3部作の「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に＿＿」（塩谷直義監督）の初日舞台あいさつが8日に東京都内で行われ、声優の梶裕貴さんが登場した。イベントでは、同シリーズのテレビアニメ第3期が制作されることとなり、声優として梶さん、中村悠一さんが出演することが発表された。梶さんは同作を「役者としてすごくお芝居してみたいと思っていた作品」といい、オーディションにより出演が決定し「本当にうれしかった」と喜びを語った。

ウナギノボリ

インタビュー：筧美和子　30歳、原点のグラビアに立ち返った

　イベントには、中村さん、関智一さん、塩谷監督も登場。梶さんは、同シリーズのゲーム版に声優として出演しており、「ゲームのころからPSYCHO-PASSの世界観はなじみがあって、空気感などが素晴らしい。その時間の流れの中で新たなキャラクターをそうそうたる役者さんの中でやらせていただけるのが、本当に楽しい」と思いを語った。

　「PSYCHO-PASS」は、人の心理状態などを数値化して判断できるようになった近未来の高度情報化社会を舞台に、厚生省公安局の刑事の活躍を描く近未来SFアニメ。完璧に見える社会が持つ矛盾が描かれた。テレビアニメ第1期が2012年10月～13年3月、第2期が14年10～12月に放送され、劇場版が15年1月に公開された。今年、新作劇場版アニメ3部作として、「Case.1 罪と罰」が1月25日に、「Case.2 First Guardian」が2月15日に公開。そして、「Case.3 恩讐の彼方に＿＿」が3月8日に公開された。

　「Case.3」では、15年公開の劇場版で描かれた東南アジア連合「SEAUn（シーアン）」での事件後、放浪の旅を続ける狡噛（こうがみ）慎也が登場。南アジアの小国で武装ゲリラに襲われている難民を乗せたバスを救った狡噛は、その中にいた少女テンジンに敵討ちのために「戦い方を教えてほしい」と懇願される……というストーリー。