今週シネマ:16日公開の映画「人魚の眠る家」「母さんがどんなに僕を嫌いでも」…話題作が続々

映画「人魚の眠る家」の場面写真 (C)2018「人魚の眠る家」製作委員会
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映画「人魚の眠る家」の場面写真 (C)2018「人魚の眠る家」製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。16日に 女優の篠原涼子さんと俳優の西島秀俊さんが映画初共演で夫婦役を演じた「人魚の眠る家」(堤幸彦監督)、女優の吉田羊さん、俳優の太賀さんが母子役で共演する映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」(御法川修監督)が公開される。

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 「人魚の眠る家」は、東野圭吾さんのベストセラー小説が原作。事故で脳死状態になった娘を巡る一家の葛藤を描いたヒューマンミステリーだ。娘・瑞穂(稲垣来泉ちゃん)の小学校受験が終わったら離婚する予定だった播磨薫子(篠原さん)と和昌(西島さん)に、突然悲劇が訪れる。瑞穂がプールで溺れて意識不明となり、昏睡(こんすい)状態に陥ったのだ。脳外科医の進藤(田中哲司さん)に「脳死の可能性が高く、回復の見込みなし」と告げられた夫婦は、究極の選択を迫られるが、奇跡を信じた薫子は……という展開。

 和昌の経営するIT機器メーカーの研究員で、薫子の信頼を得る役を坂口健太郎さん、その恋人役を川栄李奈さん、薫子の妹役を山口紗弥加さん、薫子の母親役を松坂慶子さん、和昌の父親役を田中泯さんが演じる。

 「母さんがどんなに僕を嫌いでも」は、幼い頃、母に愛されなかった主人公が、大人になり母と対峙(たいじ)し、母の愛を勝ち得るまでを描いていく。マンガ家、小説家としても活動する人気ブロガーの歌川たいじさんが、自身の体験をつづったコミックエッセーが原作。

 幼い頃から、大好きな母・光子(吉田さん)からの心ない言葉や暴力に耐え、必死に生きてきたタイジ(太賀さん)。しかし、17歳のとき、母からこれまでにないほどの仕打ちを受け、ついに家を飛び出し、一人で生き始める。やがて大人になったタイジのもとに、あるとき母から連絡が入り……というストーリー。

 このほかに、第31回東京国際映画祭で日本映画スプラッシュ監督賞を受賞した、村上虹郎さん主演で広瀬アリスさんが共演する映画「銃」(武正晴監督)が17日に公開される。

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