女優の山本美月さんが、人気アニメ「プリキュア」シリーズの劇場版最新作「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」(宮本浩史監督、27日公開)にゲスト声優として出演する。山本さんは、本人をイメージして描き下ろされたリポーターの声を演じる。アニメファンとして知られ、「プリキュア」シリーズのファンだったという山本さんに、同シリーズやアニメへの思い、アフレコについて聞いた。
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山本さんは、2004年に放送が始まったシリーズ第1弾「ふたりはプリキュア」から「プリキュア」シリーズを見ていたという。「中学生の頃で、(キュアブラックに変身する美墨)なぎさと同じくらいの年ですね。日曜の朝に(プリキュアがスタートする以前に放送されていた)『おジャ魔女どれみ 』『明日のナージャ』を見ていたので、その流れでした。主人公がブラックとホワイトなんだ! アクションがすごい!と驚きました」と振り返る。
「プリキュア」シリーズで好きなキャラクターは「Yes!プリキュア5」「Yes!プリキュア5GoGo」のキュアレモネード(春日野うらら)や「キラキラ☆プリキュアアラモード」キュアショコラ(剣城 あきら)とキュアマカロン(琴爪ゆかり)など。「キラキラ☆プリキュアアラモード」は作品としてもお気に入りで「ファンタジー色が濃く、スイーツという軸もあります。可愛い世界観が統一されていて、可愛いがあふれている。マカロン、ショコラもオタク心をくすぐります」と話す。
山本さんは子供の頃から「プリキュア」を含む変身少女アニメが大好きだった。「美少女戦士セーラームーン」「ナースエンジェルりりかSOS」「東京ミュウミュウ」「怪盗セイント・テール」など夢中になった作品は枚挙にいとまがない。特に「美少女戦士セーラームーン」が大好きで、セーラームーン(月野うさぎ)の髪形をまねしたこともあったという。「みんなに秘密だけど、世界を守っているところ。変身した後の衣装も可愛い。私でもなれるかも!」と憧れていたようだ。
「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」は、「プリキュア」シリーズ15周年記念作で「想い出」がテーマ。放送中の「HUGっと!プリキュア」のキュアエール(野乃はな)と初代「ふたりはプリキュア」のキュアブラック(美墨なぎさ)が、プリキュアの思い出を奪い、口癖や技をコピーする特殊能力を持つミデンを倒すために立ち上がる。歴代プリキュアが総出演する。
山本さんは、本人をイメージして描き下ろされたリポーターの声優を務める。「光栄ですね。プリキュアに話しかけていただけるのがうれしかったです。私にとってはプリキュアが憧れです。(自身に)似せたキャラクターにしていただき、プリキュアの世界の顔になるんだな……と不思議でした」と出演を喜ぶ。
普段の女優の演技とは違い、「大人っぽいキャラクターですが、テンションが高い方がしっくりくるので、いつもよりテンションが高くしています。アニメだから成立するテンションで、普段のお芝居とは違いました。アニメのせりふは一言一言はっきり聞こえないといけない。そこが新鮮でした」と、苦労したところもあったようだ。
一方で、アニメが好きだからこそ「いかに自分が拙いかが分かる。声優の方は音域が広いんですよね。アニメが好きなので、その世界に入れるのは面白いのですが、もっと練習が必要ですね……」と葛藤もあった。
声優挑戦について以前は「おこがましいので……」とも感じていたというが「最近はやりたいことを遠慮していても!とも考えるようになりました。今後もぜひやってみたいです。変身したい願望があります。男の子もいいなあ。女性が男の子を演じるのはアニメならではですし。温かい目で見ていただければ」。
アニメに対する思いが強いからこそ「おこがましい」と感じるのだろうが、今後も山本さんの声優としての活躍が期待できそうだ。
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