俳優の駿河太郎さんが、11月に関西テレビで放送される2時間ドラマ「カンテレ開局60周年特別番組 なめとんか やしきたかじん誕生物語」で、ゴールデン帯ドラマで初主演することが23日、分かった。駿河さんは、“関西の視聴率男”と呼ばれ2014年に亡くなったやしきたかじんさんを演じる。
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ドラマは9月上旬に撮入。駿河さんは19歳から晩年期までのたかじんさんを演じ、晩年期を演じるために8キロ減量するなど、役作りしたという。ドラマ衣装は、たかじんさんが実際に着用していたサングラス、シャツ、ジャケットを借りて撮影。1976年にデビューが決定した初のリサイタルシーンでは、たかじんさんの1枚目のアルバム「TAKAJIN」に収録されている「酒場だより」「男女関係」「過ぎゆく暮し」「夜のピアノ」「ゆめいらんかね」といった楽曲を、駿河さん自身が歌っている。
駿河さんはこのほど行われた会見で、「関西でたかじんさんをやるのは、かなりのプレッシャーだと思いました」と明かし、「自分が演じるとなると、楽しみな半面、賛否両論あるから不安な面もありますが、19歳から63歳まで幅広く一つの役を演じることもなかなかないので、挑戦してみたいなと思いました」と意気込みを語った。
たかじんさんが一目ぼれをする劇団員・高村京子役で中村ゆりさん、たかじんさんの親友の田村ダイスケ役で大東駿介さんが出演。同局の人気番組「たかじん胸いっぱい」でディレクターやプロデューサーを務め、たかじんさんと交流があった木村弥寿彦さんが演出とプロデュース、同じく「たかじん胸いっぱい」の構成作家を担当した藤田智信さんが、脚本を担当する。
ドラマは、69年に19歳だったやしきたかじんはアルバイトに励みながら、歌手になる夢を追いかけていた。京都・祇園のクラブで歌っていたが、いつしか結婚生活は破綻。態度の悪い客にけんかをふっかけることもあった。そんな中、スナックで働く劇団員の高村京子に一目ぼれし、京子のために曲を作る。再びやる気を取り戻したたかじんは、レコード会社のプロデューサーの目に留まり、76年、ついにデビューするが……というストーリー。
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