堺雅人:「お父さんのつらさ、よく分かる」 実写“プーさん”吹き替えで役に共感

名古屋市内で映画「プーと大人になった僕」の舞台あいさつに登場した堺雅人さん
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名古屋市内で映画「プーと大人になった僕」の舞台あいさつに登場した堺雅人さん

 俳優の堺雅人さんが10日、名古屋市内で映画「プーと大人になった僕」(マーク・フォスター監督、14日公開)の舞台あいさつに登場。主人公クリストファー・ロビンの日本語吹き替え声優を務めた堺さんは、同役に共感した点を聞かれ「お父さんのつらさは、よく分かる」と話した。

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 堺さんは、劇中で描かれる大人になったロビンについて「仕事に一生懸命になるあまりに家庭で家族とちゃんと向き合えていないという設定」と説明。「実際に、そういうことを言われたわけではないんですが」と前置きしつつ、「一生懸命に家族のために頑張っているはずなのに、肝心の家族とちゃんと向き合えていない(と思われている)という悲しさは、よく分かる。切ないなという感じがしました」と語った。

 また映画を「シンプルで力強いメッセージが詰まった映画」と紹介し、「声を担当させていただいていますが、なるべく見ている間は、この顔を忘れていただいて(ロビンを演じた)ユアン(・マクレガー)さんの言葉だと思って見てもらえればうれしい」とジョーク交じりに、観客に呼びかけていた。

 「プーと大人になった僕」は、世界的人気キャラクター「くまのプーさん」を初めて実写化した映画。大人になったクリストファー・ロビンが、プーと再会し「一緒に森の仲間たちを探してほしい」と頼まれて、懐かしい“100エーカーの森”を訪れる……という内容。堺さんは今回初めて実写映画の吹き替えに挑戦した。

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