荒木飛呂彦さんの大人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の原画展「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」が、24日から国立新美術館(東京都港区)で開催される。初公開を含む肉筆原画や関係資料、荒木さんが今回のために描き下ろした高さ2メートルの12枚の大型原画「裏切り者は常にいる」などが展示される。開催に先駆け、21日、内覧会が行われ、12枚の大型原画が初公開された。会期は10月1日まで。
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原画展は八つのコーナーで構成されており、展示数は210点、原画の枚数は280点に及ぶ。今回の目玉企画の一つである大型原画は、12枚で一つの世界になっており、「ジョジョの奇妙な冒険」の第3部「スターダストクルセイダース」の主人公・空条承太郎や、宿敵のディオ、第5部「黄金の風」のブローノ・ブチャラティらを迫力満点のポーズで描いている。ほぼ等身大で描いたキャラクターの目線を人間の目の高さに合わせている。
歴代主人公たちの冒険を振り返り作品の概要を紹介する「ジョジョクロニクル」や、主人公とライバルの対決をテーマにカラー原画と名せりふを組み合わせた「宿命の星 因縁の血」、登場したスタンドを集めた「スタンド使いはひかれ合う」、「ジョジョ立ち」と言われる美しいポーズにフォーカスした「JOJO’s Design」、各作品のクライマックスの原画が楽しめる「ハイ・ヴォルテージ」などのコーナーも用意する。映像展示や美術家とのコラボ作品も展示される。
開館時間は午前10時~午後6時(金、土曜は午後9時まで、最終入場は閉館30分前まで)で、毎週火曜休館。チケットは一般1600円、大学生1200円、高校生800円。中学生以下は無料。荒木さんの解説がある音声ガイド(550円)も用意している。
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