タカラ(現タカラトミー)のロボット玩具「ダイアクロン」の展示会「ダイアクロンEXPO2018」が1日、コトブキヤ秋葉原館(東京都千代田区)ほかで開催され、トークショーに旧タカラ男児玩具責任者の奥出信行さんらが登場し、誕生秘話を明かした。
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「ダイアクロン」は1980~84年に発売され、車からロボットに変形するカーロボットなどが、人気ロボット玩具「トランスフォーマー」の起源にもなった。奥出さんは「ダイアクロンを続ける中で段々苦しくなった。維持する難しさを感じた。SFで乗り物を作るとジェット機、戦車など似たようなものになる。(かつてライバルだった旧トミーの)トミカのような世界を考えていた。普段は働いているけど、変形する。ダイアクロンもトミカのように100種類くらい売れるんじゃないか?」と当時の思いを語った。
「ダイアクロン」は「ロボットベース」など基地に変形するロボットも人気を集めた。奥出さんは「子供が遊ぶ姿を考えて、ロボットだけでなく基地で遊べるようにした。人形、乗り物、基地で遊べるようにしたのが原点」と語った。
また、「ダイアクロン」は2016年に約32年ぶりに大人向け玩具として復活したことも話題になっており、現シリーズを開発する高谷元基さんは「定番化できるように続けていきたい」と意気込んだ。トークショーには、かつて「ダイアクロン」を開発した大野光仁さんも登場した。
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