星野真里:2歳の娘の子育て「試行錯誤の日々」  女優は「挑戦し続けることが大切」

WOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 60 誤判対策室」に出演した星野真里さん
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WOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 60 誤判対策室」に出演した星野真里さん

 俳優の舘ひろしさんが主演の「連続ドラマW 60 誤判対策室」が6日からWOWOWプライムで毎週日曜午後10時に全5話で放送される。今作で、検察庁から左遷された女性検察官役を演じた星野さんに、女優の仕事や子育ての両立などについて聞いた。

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 ドラマは、石川智健さんの小説(講談社)が原作。過去に担当した事件で無実の人間を冤罪(えんざい)に陥れ、罪滅ぼしの気持ちを抱いている定年間際の刑事・有馬英治(舘さん)は、飲み屋で2人組の客が殺人したことをほのめかしているのを耳にする。冤罪を疑った有馬は、死刑が確定している古内博文(康すおんさん)の存在を突き止めて調査をするが、古内の死刑執行のタイムリミットが迫っていた……というストーリー。星野さんは、検察庁から左遷された女性検察官・春名美鈴役を演じている。

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 ――2011年に結婚されて、15年に娘さんが生まれています。

 娘がちゃんとコミュニケーションができるようになって、今は子育ての面白さを感じています。とはいえ、試行錯誤の日々ですね。好きな仕事もしているので、子育てと仕事をどう両立したらいいのか、悩みながらやっています。それでも子供ができたとことで、笑う時間が増えました。日本人は喜怒哀楽を表すのが苦手な人も多いし、私もそうだったのですが、「子供を喜ばせたい」と思うので、笑わせようという感情にしてくれるますね。それは芝居にも影響を与えていると思います。

 ――子育てで、怒ったりすることはないのですか。

 いらつくことはありますが、2歳だから仕方ないですね。娘の話し方がきつかったりすることがあるのですが、そのときは優しい話し方をするようにしています。私自身が5人きょうだいで、仕方のないことですが母と1人1人が接する時間が少なかったのです。後々、コミュニケーションが苦手な時期があったことにつながっているのかな……と個人的には思っています。だから娘が話したら聞いてあげて、しっかり会話をするよう心がけています。

 ――悩んだりしても、しっかり両立してるのですね。

 どうやっているのでしょうね(笑い)。立ち止まっている時間はないので、仕事や家事など何かしらはしていますね。もちろん将来の役に立つような刺激も欲しいと思いますが、時間が足りません。でも、生き生きしていることにつながっていますね。

 ――美容や健康で自分なりに工夫していることは?

 そうですね……。子供といることで規則正しい生活になっていることでしょうか。夜更かしをしたり、遅くまで仕事をしても、朝は子供に無理やり起こされるので、(子供がいないときのように)お昼まで寝ることはありませんから、早い時間にスタートさせてもらえます。当然ご飯も子供に付き合う形で、ちゃんとした時間に食べるので、必然的にちゃんとした生活になっていると思います。

 ――10年後、46歳のときにはどうなっていると思いますか。今後も輝き続けるために心がけていることは?

 子供も小学生で、まだ手のかかるころですね。30歳を超えて仕事が楽しくなり、続けるために遅まきながら少しずつ動いています。着物の着付けや、韓国語をやったり、英語も緩やかですが続けています。役者は、何でも仕事に結びつけられる仕事でもありますので。これからも人を楽しませることができればいいなと思っています。そして挑戦を続けることが、大切かなと思っています。

 <プロフィル>

 ほしの・まり 1981年7月27日生まれ、埼玉県出身。子役として活躍後、94年にNHK連続テレビ小説「春よ、来い」に出演。

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