俳優の福士蒼汰さん主演の映画「曇天に笑う」(本広克行監督)が21日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほかで公開。明治維新後の大津を舞台に、曇天火(くもう・てんか=福士さん)、次男空丸(中山優馬さん)、三男宙太郎(若山耀人さん)の曇家3兄弟と、明治政府転覆を企てる忍者集団「風魔一族」の戦いを描く。
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マンガ誌「月刊コミックガーデン」(マッグガーデン)で連載された唐々煙(からからけむり)さんのマンガが原作。2014年10~12月にテレビアニメが放送され、劇場版アニメ「外伝」3部作が17~18年に公開される。
明治維新後の滋賀県・大津の街には、治安を預かってきた曇神社の第14代当主・曇天火(福士さん)ら3兄弟が暮らしていた。ここには300年に1度、曇り空が続く日に世界を滅ぼす破壊の神オロチ(大蛇)が復活して災いをもたらすという伝説があり、オロチ復活が近いのでは……と人々は不安がっていた。その力を利用して政府転覆をもくろむ忍者集団「風魔一族」が暗躍する一方、政府がオロチ封印のために組んだ特別チーム「犲(ヤマイヌ)」も動き出す……というストーリー。古川雄輝さん、桐山漣さん、大東駿介さん、小関裕太さん、東山紀之さんらも出演している。
最近の映画にしては94分というコンパクトな作品。本広監督の演出は安定感があり、その世界観に浸りつつ、テンポのいい展開を爽快に感じられる。時代劇でよく見かける橋と堀の撮影方法が個性的で、セットの面でも目を楽しませてくれる。
最大の見どころは、3兄弟をはじめ主要キャラクターが全員男性で、しかもイケメンぞろいということ。特撮ファンとしては「仮面ライダー」俳優の福士さん(フォーゼ)と桐山さん(W)の共演は胸アツだ。随所で見られるアクションも迫力満点。スピード感と美しさに引きつけられた。ドラマとアクションのバランスも良く、天火と古川さん演じる安倍蒼世との絆を感じさせる場面などは、じんわり心にしみた。(遠藤政樹/フリーライター)
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