ダンダダン
第5話「タマはどこじゃんよ」
10月31日(木)放送分
阿部潤さんのグルメマンガ「忘却のサチコ」がスペシャルドラマとして実写化され、女優の高畑充希さん主演で2018月1月2日にテレビ東京系で放送されることが5日、明らかになった。ドラマはおいしいものを食べた時に得られる”忘却の瞬間”を求め、ありとあらゆる美食を追いかけるグルメコメディー。高畑さんは生真面目のアラサ―の文芸誌編集者の主人公・佐々木幸子(ささき・さちこ)を演じる。高畑さんが同局ドラマで主演を務めるのは初めて。
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原作の「忘却のサチコ」は、マンガ誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中の阿部さんのマンガで、累計販売数50万部を突破している。文芸誌編集者の幸子は常に冷静で完璧な仕事ぶりから“鉄の女“と一目を置かれ、結婚も決まり、仕事も私生活も完璧になるはずだった。しかし結婚式当日に新郎が逃亡。逃げた新郎のことを“忘れるため”においしいモノを探し求めて奔走(ほんそう)する……というストーリー。
監督は、星野源さんや乃木坂46など数多くの人気アーティストのミュージックビデオを手掛ける山岸聖太さんが務め、脚本は、ドラマ「1リットルの涙」(フジテレビ系)やNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」の大島里美さんが担当する。
高畑さんは「趣味がグルメマンガを集めることで、もともと原作のファンだったので、お話をいただいたときにはご縁を感じて大変うれしかったです」と出演を喜び、「私自身のサチコさん愛が強いぶん、演じる時には自分の中で理想が高くなってしまって、普段とはまた違ったプレッシャーにドキドキ、ヒヤヒヤしました」と振り返った。
演じたサチコについては「表情が能面みたいに変わらず、感情が読み取りにくい上に、明らかに『それはどういうことだろう……?』と周りの人がポカンとなるようなことを、ただひたすら一生懸命にやっているシュールな面白さがあるキャラクターです」と分析。ドラマの見どころを「食べている時のナレーションのテンポとテンションの高さが好きですね。台本のせりふの文体自体がフィーバーしています(笑い)。映像と合体したら“激しい”食事シーンになって面白いのではと思います」と話した。
ドラマ化を祝い、原作者の阿部さんが描き下ろしたカラーイラストも公開された。阿部さんは「テレビで、サチコが動いて、食べて、忘却する。しかも、演じるのが高畑充希さん。もうこんなにうれしいことはありません。新年1月2日、おなかをすかして楽しみにお待ちしています」とコメントを寄せている。
11日発売の「週刊ビッグコミックスピリッツ」2018年2・3合併号では、“サチコ”になり切った高畑さんが表紙を飾るほか、巻頭グラビアとインタビューも掲載される。ドラマは18年1月2日午後11時15分放送。
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