注目映画紹介:「覆面系ノイズ」中条あやみ&志尊淳らがバンドメンバーに 音楽と恋の青春二重奏

映画「覆面系ノイズ」のワンシーン (C)2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会
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映画「覆面系ノイズ」のワンシーン (C)2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会

 モデルで女優の中条あやみさん主演の映画「覆面系ノイズ」(三木康一郎監督)が、25日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開される。2013年から「花とゆめ」(白泉社)で連載されている福山リョウコさんのマンガが原作。幼い頃に出会って別れた幼なじみ2人との再会を信じて歌い続けていたヒロインが高校生になって再会を果たし、その2人との恋と友情を、音楽を交えた物語で描く。

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 高校2年生のニノこと有栖川仁乃(中条さん)は、子供のころ、何をするのも一緒だったモモとユズという2人の少年たちと離れ離れになった過去を持つ。ある日、ニノは転校先の学校でユズこと杠花奏(志尊淳さん)と再会。人気覆面バンド「in NO hurry to shout;(通称イノハリ)」のメンバーとなっていたユズは、ニノを新ボーカルとして誘う。一方、ニノはモモこと榊桃(小関裕太さん)のことを思い続け、歌っていればいつか会えると信じていた。オーディション会場でモモらしき人物を見かけ……というストーリー。

 イノハリのメンバーとして、特撮ドラマ「仮面ライダーゴースト」やNHK連続テレビ小説「ひよっこ」などに出演した磯村勇斗さんや、注目の若手俳優、杉野遥亮さんらが出演している。

 幼なじみ、恋、再会、音楽と、青春ものの王道路線ともいうべきテイストが詰め込まれている。主演の中条さんや志尊さんら若手キャストの熱量と勢いあふれる演技で、青春の甘酸っぱさを呼び覚まされた。

ユズがニノの気持ちを最優先して陰から支えようとする姿が胸にジンと響く。恋愛要素が強い作品だが、演奏シーンも完成度が高く、展開に沿って流れる楽曲がロマンチックさを演出し、ムードを盛り上げる。中条さんの熱唱シーンも見どころだ。(遠藤政樹/フリーライター)

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