アイドルグループ「NGT48」の北原里英さんが、来年2月公開の映画「サニー/32」(白石和彌監督)で主演を務めることが21日、明らかになった。北原さんは8月に行われたライブで、グループを来春卒業し女優に転身すると宣言。その後、初の映画主演作となり、「この映画をもって、新たな人生を歩み始められることをとても幸せに思います」と喜んでいる。劇中では誘拐、監禁され、犯人らに暴力を受ける女性教師を体当たりで演じ、「この作品で新しい一歩を踏み出します! 本当にたくさんの方に見てほしい」とアピールしている。
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「サニー/32」は、仕事も私生活も今一つの中学校教師の藤井赤理(北原さん)は、24歳の誕生日に、「犯罪史上、もっとも可愛い殺人犯」と呼ばれ、インターネットで神格化された少女サニーを崇拝する男たちに誘拐される……というストーリー。2013年公開の映画「凶悪」の白石監督、高橋泉さんが脚本を担当し、赤理を誘拐する柏原をピエール瀧さん、小田をリリー・フランキーさんが演じるなど、「凶悪」のキャストとスタッフが再集結して描くオリジナル作品。門脇麦さん、駿河太郎さん、音尾琢真さんらも出演する。
映画は、今年2月に新潟県で撮影されたといい、同作の情報が発表されたことについて、北原さんは「震えるほどうれしい気持ちです。この映画が決まったとき、そして撮影しているとき、ずっと早く言いたくてウズウズしていました。だけどどこかで、自分だけのものにしておきたいくらい大事な宝物のような気持ちもあり、不思議な感覚です」と語った。脚本については、「本を読むだけで、これはとんでもないものになりそう……という予感と、自分にこれができるのだろうか?という心配とで、ワクワクドキドキしました」と話している。
北原さんは、瀧さんとリリー・フランキーさんとの共演について「大好きな『凶悪』コンビだったので、初めてお二人のツーショットを見たときは、こっそりテンションが上がりました!」と話している。また、瀧さんは北原さんについて「(リリー・フランキーさんらと)ブーブー言いながら渋々撮影してる中、文句一つ言わずに雪の中に立ち続ける姿は立派でしたし、完璧な主演女優でした」と話し、リリー・フランキーさんも「素晴らしい女優さんです。この役を演じる『覚悟』というものを感じ、引っ張られました」と絶賛している。
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