貫地谷しほり&大東駿介:W主演で湊かなえ「望郷」を映画化 予告編映像公開

映画「望郷」のワンシーン(C)2017 avex digital Inc.
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映画「望郷」のワンシーン(C)2017 avex digital Inc.

 人気作家・湊かなえさんの「望郷」が貫地谷しほりさんと大東駿介さんのダブル主演で映画化されることが、分かった。「望郷」は2013年に発売された全6編で構成される連作短編集で、今回は「夢の国」と「光の航路」を映像化。貫地谷さんは「夢の国」、大東さんは「光の航路」でそれぞれ主演を務める。木村多江さんや緒形直人さんらも出演し、貫地谷さんや大東さんが登場する場面写真とティザー予告編映像も公開された。

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 映画は、ある島で起こる二組の親子の過去と未来をつなぐ感動の物語。「ハローグッバイ」などの菊地健雄監督がメガホンをとり、広島県尾道市の因島を中心とした瀬戸内地方で撮影されたという。

 「夢の国」で貫地谷さんは、古いしきたりに縛られ窮屈な生活を送る中、ある事件を引き起こしてしまう夢都子を演じる。貫地谷さんは約4年ぶりの映画主演といい、「今まで演じたことのない役を菊地監督が繊細に導いてくださいました。親子の秘密、解放されることのない罪、それでも明日に向かっていく人たちをぜひ見てほしいと思います」と語っている。

 また、「光の航路」で大東さんは、故郷の島で中学校の教師を務め、クラスに生じるいじめ問題に悩んでいる間、過去に確執を抱えたまま死別した父の本当の思いを知ることになる航を演じ、「島の空気を感じながら島の方々とこの作品を作れた時間は財産であり、貴重な経験でした。島での濃密な撮影の中で、スタッフの皆さんとこの作品で全国の劇場を開けたいと語り合っていた思いが形になりうれしいです」とコメントを寄せている。

 今回公開されたビジュアルには、故郷への思いをはせるような表情を浮かべた夢都子と航が並んでいる姿、予告編映像には、2人が心に抱える悩みや葛藤を感じさせる様子が映し出されている。映画は9月16日公開。

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