今週シネマ:28、29日公開の映画「帝一の國」「無限の住人」「ワイルド・スピード」……話題作が続々

映画「帝一の國」のワンシーン (C)2017フジテレビジョン 集英社 東宝(C)古屋兎丸/集英社
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映画「帝一の國」のワンシーン (C)2017フジテレビジョン 集英社 東宝(C)古屋兎丸/集英社

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。28日には、俳優のビン・ディーゼルさんが天才ドライバーに扮(ふん)して大活躍するカーアクションのシリーズ第8弾「ワイルド・スピード ICE BREAK」(F・ゲイリー・グレイ監督)が公開。29日には、俳優の菅田将暉さん主演の「帝一の國(くに)」(永井聡監督)、昨年末解散したSMAPの木村拓哉さんが主演し、「十三人の刺客」(2010年)などの三池崇史監督が手がけた「無限の住人」などが公開される。

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 「帝一の國(くに)」は、「ジャンプSQ.(スクエア)」(集英社)で連載された古屋兎丸(ふるや・うさまる)さんのマンガが原作。生徒会長は将来の内閣入りが確約されるという日本一の超名門高校を舞台に、首席で入学した1年生の赤場帝一(菅田さん)が、生徒会長の座を目指して奮闘する姿を描いている。帝一を筆頭に、強烈過ぎる個性や価値観を持つ登場人物たちがぶつかり合うシーンは、コミカルながらも壮絶で、圧倒される。原作の再現度が高い各キャラクターのビジュアルも見どころだ。

 「無限の住人」は、米国でコミックのアカデミー賞といわれる「ウィル・アイズナー漫画業界賞」の最優秀国際作品賞を受賞した沙村広明さんの同名マンガが原作。妹の町(杉咲花さん)を失って怒り狂い100人を斬った万次(木村さん)は、謎の老婆に傷が再生する不死身の体にされてしまう。時がたち、万次の元に少女の凜(杉咲さん二役)がやって来て、父親の仇討ちの助っ人を頼む。用心棒を引き受けた万次に、逸刀流統主の天津影久(福士蒼汰さん)率いる剣士たちが次々に襲い掛かる……という展開。万次を演じる木村さんが、100人斬りで冒頭から目を見張るアクションを披露する。そんな万次に襲い掛かる敵役の豪華キャストも見ものだ。

 「ワイルド・スピード ICE BREAK」は、ロシア、米ニューヨーク、キューバが舞台。主人公ドミニクの裏切りによるファミリー崩壊の危機を、迫力満点のカーアクションを交えながら描いている。シリーズ最大の魅力といえるド派手なカーアクションが想像以上にパワーアップしており必見。中でも、巨大な潜水艦まで登場する氷上でのカーチェイスは圧巻で、史上最大級のアクションシーンに思わず絶句することだろう。

 そのほか29日は、元「SKE48」で女優の松井玲奈さんと宗教団体「幸福の科学」への出家を表明したことで話題となった清水富美加さんがダブル主演する「笑う招き猫」(飯塚健監督)が公開される。
 

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