今週シネマ：3、4日公開の映画「君と100回目の恋」「ミス・ペレグリン～」　話題作続々

　今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。3日には、「チャーリーとチョコレート工場」（2005年）や「アリス・イン・ワンダーランド」（10年）などで知られるティム・バートン監督の最新作「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」が公開。4日は、シンガー・ソングライターのmiwaさんと俳優の坂口健太郎さんがダブル主演する「君と100回目の恋」（月川翔監督）が公開される。

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　「君と100回目の恋」は完全オリジナル脚本で、miwaさん演じる大学生の日向葵海（ひなた・あおい）と、坂口さん演じる幼なじみの長谷川陸（はせがわ・りく）が、悲しい運命を変えるべくタイムリープする物語。誕生日の夜に事故に遭ってしまったはずが、気付くと事故の1週間前に戻っていた葵海に、陸は運命を変えるために何度も時間を戻していたことを告白する。思いが通じ合った2人は、恋人として日々をやり直すため1年前に戻り幸せを満喫するが、陸のタイムリープには重大な秘密が隠されていた……という展開。陸が葵海の頭をポンポンしたり、2人が手のひらを重ね合わせたり……と胸キュンシーン満載。ギターを弾く坂口さんの姿も本物のミュージシャンと錯覚するほどキマっている。

　「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」は、映像作家で古い写真の収集家でもあるランサム・リグズさんが初めて手がけた小説「ハヤブサが守る家」が原作で、不思議な力を持つ“奇妙な子供たち”が迫りくる脅威に立ち向かうダークファンタジー。米フロリダで暮らすジェイク（エイサ・バターフィールドさん）は、英ウェールズの小さな島の屋敷を訪れる。ミス・ペレグリン（エバ・グリーンさん）の庇護（ひご）のもと、不思議な力を持つ子供たちと交流する中で、ジェイクは自分も特別な力を持っていることに気づき、子供たちと迫りくる脅威に立ち向かう……というストーリー。集めた写真から編み出されたという物語は神秘的かつシュールでバートン監督との相性は抜群。不思議な力を持つ子供たちの描写やギョッとさせられる場面など、バートン監督らしさあふれる作品だ。

　このほか、3日はマージャンマンガが原作で女優の浜辺美波さんら若手女優が大挙して出演している「咲-Saki-」（小沼雄一監督）、故・伊藤計劃（けいかく）のSF小説が原作の劇場版アニメ「虐殺器官」（村瀬修功監督）などが公開。4日は、劇場版アニメ「LUPIN THE 3RD 血煙の石川五ェ門」（小池健監督）などが公開される。