シンガー・ソングライターの鬼束ちひろさんが、メジャーとしては約6年ぶりとなるオリジナルアルバム「シンドローム」(ビクターエンタテインメント)を1日に発売した。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
今作は、昨年11月に発売されたメジャー復帰シングル「good bye my love」、ピアノと歌だけの演奏による同曲のアコースティックバージョンなどを収録。恋の深みに身を投じる主人公の姿や、行き場のない愛の危うさを描く楽曲からは、ヒリヒリとした心の傷口や渦巻く感情が痛いほどに伝わってくる。真に迫るソングライティングにいっそう磨きをかけた一方で、その歌声には全てを包み込むような穏やかさも感じられ、本来の“鬼束節”の中にも新たな表情が垣間見える仕上がりだ。
アルバム「シンドローム」の本編CDは全9曲入り。昨年、大阪と東京で実施したライブより、「月光」「眩暈」などのライブ音源全10曲を収めたボーナスCD付き初回限定盤は3700円(税抜き)、本編CDのみの通常盤は2800円(税抜き)。(水白京/フリーライター)