伊原剛志:無名時代の“大物”エピソード暴露される

映画「家族の日」舞台あいさつに登場した伊原剛志さん
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映画「家族の日」舞台あいさつに登場した伊原剛志さん

 俳優の伊原剛志さんが20日、東京都内で行われた主演映画「家族の日」(大森青児監督)の舞台あいさつに登場。NHKのディレクターだったころから約30年の付き合いだという大森監督から「NHKの食堂でドラマのオーディションのために会ったら、チャーハンとラーメンを食べてた。(オーディション中も)食べ続けて完食した」と、初対面の際の驚きのエピソードを暴露され、照れ笑いを浮かべた。

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 当時について、伊原さんは「僕、素直だったんですね」と弁明。「監督が来るまで時間があるからって(食堂で)食べていたら(大森監督が)来てしまった。監督の『そのままでいいよ』という言葉を真に受けて、食べている間にオーディションが終わりました」と明かし、観客の笑いを誘った。大森監督は「当時はよほどのうつけ者か、大物だと思った。大物になりましたね!」と言って、伊原さんを恐縮させていた。

 映画は、都会から田舎へ移り住んだ家族が失いかけた絆を取り戻していく姿を描いたヒューマンストーリー。東京・新宿に住む君原家の父・信介は、いじめられている小学生の長男と、いじめの加害者である中学生の長女に頭を悩ませ、そんな状況を打破するため、家族の猛反対を押し切って、岡山県高梁(たかはし)市への一家移住を決行する……。君原夫妻役を伊原さんと田中美里さん、地元で「ターザン」と呼ばれる謎の老人役を岸部一徳さんが演じている。

 舞台あいさつには、伊原さんと大森監督のほか、田中さん、岸部さんも登場。大森監督にターザンの役づくりについて聞かれると、岸部さんは「ターザンといっても、ホームレスのイメージ。ほとんどが山の中なので、撮影が終わって帰るとものすごく虫に刺されていた。でも終わっているから文句も言えなかった……」とぼやいて、会場の笑いを誘っていた。

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