人気子役の本田望結さん(12)が、今冬放送のドラマ「探偵少女アリサの事件簿」(テレビ朝日系)に主演することが7日、明らかになった。本田さんがドラマに主演するのは初めてで、同局のゴールデン帯(午後7~10時)で最年少の主演となる。本田さんは「これまでにないくらいセリフも多かったですし、その中には聞いたことのないような難しい単語も多かった」と苦労を明かした。
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東川篤哉さんの同名小説(幻冬舎刊)が原作。天才探偵少女・綾羅木有紗(あやらぎ・ありさ)が、小さな孤島にある屋敷で、完全密室の中、「不思議の国のアリス」になぞった連続殺人に巻き込まれるが、天才的な洞察力と推理力で事件を解決に導いていく姿が描かれる。有紗の面倒を見ようとする屋敷で働く“怪しい”家政婦役を名取裕子さんが演じるほか、田中圭さん、岩城滉一さん、神保悟志さん、大河内奈々子さん、矢野浩二さん、内藤理沙さん、高杉瑞穂さん、寺田農さんも出演する。
ドラマ「京都地検の女」「法医学教室の事件ファイル」シリーズなどに主演する“ミステリーの女王”の名取さんは、本田さんについて「せりふも完璧に入ってきていますし、現場でも集中していてNGもない。朝も3キロ走ってから仕事に来ているそうで、本当に女優魂に頭が下がる」と絶賛。ほぼ全編メイド服姿で演じる家政婦役に「“メイド喫茶”ならぬ“冥土の土産”喫茶とでも申しましょうか……」と自虐しつつ、「いつもは事件を解決する役を演じることが多いですが、今回は、ちょっとミステリアスに、今までにないようなキャラクターをやりたいと思っていたのですが、つい地が出てしまいました」と新鮮な役柄を楽しんでいた。
原作を好きで読んでいたという本田さんは演じる有紗について「役をやらせてもらうことになってすごく幸せでした」といい、衣装については「こんなフワフワのワンピースを着たことがなかったので楽しかった」とコメント。さらに「私自身は兄弟がたくさんいるのですが、有紗はひとりっ子なので、そういった“寂しさ”みたいなものを表現する部分と、お父さんとお母さんの血を受け継いで探偵業をしている、という真面目な面をうまく表現できるように役作りと撮影に臨みました」と初主演をアピールしていた。
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