聲の形:ヒットに山田監督「感無量」 入野自由や早見沙織ら声優陣と舞台あいさつ

劇場版アニメ「聲の形」の舞台あいさつに登場した(前列左から)早見沙織さん、入野自由さん、山田尚子監督、(後列左から)潘めぐみさん、悠木碧さん、小野賢章さん、石川由依さん
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劇場版アニメ「聲の形」の舞台あいさつに登場した(前列左から)早見沙織さん、入野自由さん、山田尚子監督、(後列左から)潘めぐみさん、悠木碧さん、小野賢章さん、石川由依さん

 大今良時さんのマンガが原作の劇場版アニメ「聲の形(こえのかたち)」(山田尚子監督)の舞台あいさつが1日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、入野自由さんや早見沙織さんら声優陣と山田監督が登場した。アニメがヒットしていることを受けて舞台あいさつが開催され、山田監督は「久しぶりの友達から連絡をもらったり、遠くまでこの作品が届いていることを実感しています。京都アニメーションにも温かいメッセージがたくさん来ていて、感無量です」と喜び、「心を込めて作りました。ご覧いただいた方にとって、明日に続く希望の光になってくれればと思います」と作品に込めた思いを語った。

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 また、山田監督は製作の裏側を「髪の毛の色をすごく大事にしていて、(ヒロインの西宮)硝子はピンク、お母さんもピンク、おばあちゃんもうっすらピンクなんです。結絃は黒髪だけど、お母さんと同じ目の色をしています。永束くんはアニメーターたちの愛もすごくて(作画の)取り合いでした(笑い)。おなかの揺れ方、手のくぼみがすごく可愛いので、もしもう一度見る時はぜひそこにも注目してください」と語った。

 主人公・石田将也役の入野さんは「丁寧に一つ一つ積み重ねたシーンがたくさんあるので、強めにアンテナを張って見てもらえるとさらに楽しめるんじゃないかと思います。この作品がもっと広がって、(皆さんにとって)よい出会いにつながればうれしいです」と話した。舞台あいさつには悠木碧さん、小野賢章さん、石川由依さん、潘めぐみさんも登壇した。

 「聲の形」は、聴覚障害を持つ少女・西宮硝子と、彼女へのいじめに加担していた過去を持つ少年・石田将也の孤独や絶望、愛などを描いた大今さんのマンガが原作。「別冊少年マガジン」(講談社)2011年2月号と「週刊少年マガジン」(同)13年12号に読み切りが掲載され、読者の反響や監修の全日本ろうあ連盟の後押しもあり、「週刊少年マガジン」で13年8月~14年11月に連載された。

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