1週間のアニメのニュースをまとめて紹介する「アニメ1週間」。今回（3～9日）は、、劇場版アニメ「心が叫びたがってるんだ。」（略称・ここさけ、長井龍雪監督）のブルーレイディスク（BD）がオリコン週間BDランキング（11日付）で首位を獲得したニュースや人気テレビアニメ「おそ松さん」がブームを受けて、放送局が大幅に拡大される話題などが注目された。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　6日、「おそ松さん」が、秋田テレビや静岡放送、山陰放送、TVQ九州放送などでも放送されることが明らかになった。同作は、地上波ではテレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知で放送され、3月に最終回を迎えたが、関係者によると、放送を望む声や問い合わせが多数集まり、放送局を拡大することになったという。

　6日、宮崎吾朗監督が手がけたテレビアニメ「山賊の娘ローニャ」が、世界の優れたテレビ番組に贈られる「国際エミー賞・キッズアワード」のアニメーション部門で最優秀作品賞に選ばれたことが分かった。同作は劇場版アニメ「ゲド戦記」「コクリコ坂から」で知られる宮崎監督が初めてスタジオジブリを離れて制作したことや、3DCGアニメに初挑戦したことが話題になった。NHK・BSプレミアムで2014年10月～15年3月に放送された。

　6日に発表されたオリコン週間BDランキング（11日付）によると、「心が叫びたがってるんだ。」のBD（3月30日発売）が発売初週に約2万3000枚を売り上げ、総合部門で首位に輝いた。国内の劇場版アニメとしては「劇場版　蒼き鋼のアルペジオ－アルス・ノヴァ－　Cadenza　初回生産限定特装版BD」（3月発売）が記録した約1万7000枚を上回り、今年発売のBDでは最高の初週売り上げとなった。

　7日、テレビアニメ化された落語をテーマとした雲田はるこさんのマンガ「昭和元禄落語心中」が、6月7日に発売されるマンガ誌「ITAN（イタン）」（講談社）32号で最終回を迎えることが分かった。7日に発売された同誌31号で「次号、ついに最終回！！」と告知された。

　8日、聴覚障害を持つ少女と少年の心の触れ合いを描いた大今良時さんのマンガが原作の劇場版アニメ「映画　聲（こえ）の形」が、9月17日に公開されることが分かった。。「けいおん！」「たまこまーけっと」の山田尚子さんが監督を務め、「ガールズ＆パンツァー」の吉田玲子さんが脚本、「氷菓」「Free！」などの西屋太志さんがキャラクターデザインを担当。「けいおん！」などの京都アニメーションが製作する。

　人気ライトノベル「とある魔術の禁書目録（インデックス）」「ソードアート・オンライン」などの担当編集者として知られる「電撃文庫」編集長の三木一馬さんが、3月31日付でKADOKAWAを退職し、4月1日に新会社「ストレートエッジ」（東京都中野区）を設立したことが明らかになった。資本金は990万円で、取締役にKADOKAWAの鈴木一智アスキー・メディアワークス事業局統括部長が名を連ねる。新会社では、クリエーターのマネジメント業務、出版物やキャラクターコンテンツ、アニメの企画、制作などを手掛ける。契約作家は、「禁書目録」の鎌池和馬さん、「ソードアート・オンライン」の川原礫さん、「魔法科高校の劣等生」の佐島勤さんなど。