AKB48高橋みなみ：卒業コンサートで号泣　前田＆大島ら卒業メンバーも集結

　アイドルグループ「AKB48」初代総監督の高橋みなみさんの卒業コンサートが27日、横浜スタジアム（横浜市中区）で行われた。高橋さんのカラーでもあるピンクのサイリウムが会場を埋め尽くす中、高橋さんは「AKB48が好きだからこそ前に進まないといけないと思いました」と卒業に踏み切った心境を振り返り、「ここで約束させてください。後ろを振り向けばたくさんの後輩たちがいる。“努力は必ず報われる”ことを卒業した先、それを証明したいです。それがAKBへの恩返しです」と後輩たちへのエールを含めて、涙を流しながらあいさつ。今秋にソロファーストアルバムを発売することも発表された。

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　高橋さんの卒業コンサートは「祝 高橋みなみ卒業“148・5cmの見た夢”in 横浜スタジアム」と題して、開催され、約3万人のファンが駆けつけた。卒業メンバーの前田敦子さんとのデュエット曲「思い出のほとんど」からスタートし、前田さんがステージに登場。2人は涙を流しながら歌い終えるとハグを交わした。

　前田さんのほか、大島優子さん、篠田麻里子さん、板野友美さん、秋元才加さん、宮澤佐江さんら卒業メンバーも出演。高橋さんは「SKE48」「NMB48」「HKT48」「NGT48」らと「会いたかった」「フライングゲット」などの人気曲や、高橋さん、小嶋陽菜さん、峯岸みなみさんによるユニット「ノースリーブス」の曲、アンコール3曲を含んだ全31曲に登場し、パフォーマンスした。

　アンコールでは、高橋さんの卒業ソング「背中言葉」のほか、「桜の木になろう」「桜の花びらたち」を披露。「桜の花びらたち」では、高橋さん、前田さんら卒業メンバー、現メンバーら全員で熱唱。歌の終盤では、花道に並ぶ現メンバーたちに声をかけ、次期総監督の横山由依さんとは抱き合い、固い握手をしていた。

　最後に高橋さんは「卒業はゴールではなくスタートです。AKB48の未来は残りのメンバーに託します」と笑顔を見せ、ステージを降りた。ステージに残った横山さんは「第1章が終わったんだと感じました。（卒業した）先輩たちのようになるには、どれぐらいの時間が必要なのでしょうか。これからもよろしくお願いします」とファンに深く頭を下げた。